「なかなか柵越えしないな…」。巨人の那覇での第2次キャンプが始まった14日、セルラースタジアム那覇でのフリー打撃を見なが…
「なかなか柵越えしないな…」。巨人の那覇での第2次キャンプが始まった14日、セルラースタジアム那覇でのフリー打撃を見ながら、そう感じた方もいたのではないか。
2月1日から12日まで宮崎市で行ってきた第1次キャンプでは、次々に快音が響き、2桁の柵越えもざらだった。が、この日は「ロマン砲」リチャード内野手(26)でも1本のみ。宮崎、那覇で球場のセンター、両翼の大きさはほぼ同じなので、急にブレーキ? と思われても不思議ではないが、実は変わっていたのはボールだった。
「宮崎で気持ち良く打ってもらう。そういうことがありました」。そう教えてくれたのは橋上秀樹オフェンスチーフコーチ(60)。練習用で飛ぶボールを使用していたという。沖縄から公式球に切り替えられており、柵越え減はその影響だった。沖縄の球場環境で、宮崎のような場外弾が出ると危険なことも加味し、キャンプ地を移動したタイミングで切り替えた。
飛ばなくなる感覚について、同コーチは「プラスマイナスあるのではないですか」と見越す。「シーズンに入ったら結局今のボールになるわけですから。ずっと気持ちよく打ってて、いきなり『あれ?』ってなるよりは、キャンプの始まりの時は少し気持ちよく、ある程度バッと振れだしてくれたら」と見込む。コンパクトに振って大飛球が出れば、大振り回避に効果もありそうだ。
選手はこの日、ボールの違いに気づかない選手もいた。ホームランバッター、アベレージバッターの特徴によって、影響を機敏に感じる差もある。
違いに気づいていた丸佳浩外野手(36)は「インパクトの所などはだいぶ違う。重さを感じるというか、衝撃を感じるというか、そういう所が違いますね。今日打ってみて、改めて久しぶりに打ったんで、そこはすごく感じた所。それに合わせていくだけですね」と振り返った。
選手はすべからく打球速度なども宮崎で計測した値から減少している傾向とみられるが、丸は「数字はあくまで目安。速い打球が打てるに越したことはないですけど、試合はそれ以外の部分がすごい多いので。どんなに完璧なスイングをしても、タイミングを全く知らないタイミングで振れば当たらないわけなので、対応力、応用力が1番ですね」と見解を示した。
レギュラーを目指してサバイバルが加速する沖縄キャンプ。シーズンと同じ球でも、状態を上げて長打をマークしていくのは誰か。