名手ケネディのストーン投球は小さくない波紋を呼んでいる(C)Getty Images 壮絶な“言い合い”となった。現地時…

名手ケネディのストーン投球は小さくない波紋を呼んでいる(C)Getty Images

 壮絶な“言い合い”となった。現地時間2月13日に行われたミラノ・コルティナ冬季五輪カーリング1次リーグのカナダ対スウェーデンの一戦で起きた違反投球の疑惑が物議を醸した。

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 国際中継にも映る口論となった。波紋を呼んだのは、緊張の第9エンドだ。ストーンを投じたカナダのマーク・ケネディに対して、スウェーデン側がストーンを離した後に指で押す「ダブルタッチ」をしたのではないかと異議。映像を確認したと思われる同エンド後に審判へと申告した。

 これにカナダ陣営が猛反発。ケネディは「俺は一度もそんなことはしていない。お前は黙ってろ! おい、さっさと出て行け」と声を荒げると、スウェーデンのオスカー・エリクソンも「じゃあ試合が終わったら映像を見せてやる」と反論。このいがみ合いは第10エンド終了まで続いた。

 結局試合は8-4でカナダが勝利。両陣営ともガッチリと握手を交わしたが、心には遺恨が残ったようだ。カナダの放送局『CBC』の取材に応じたケネディは、自身に向けられた疑惑について「全く馬鹿げている」と放送禁止用語を用いて主張。さらに「25年もキャリアがあって、4回も五輪に出ている。それなのにカーリングでイカサマの疑いをかけられるのは好きじゃない。俺は彼にそんな疑いをかけるなんて真似はしない」と持論を展開した。

 一方でスウェーデン陣営はどこか腑に落ちない。スウェーデンのスキップを務めたニクラス・エディンは「スポーツマンシップが何よりも重視されるスポーツで、こんなことが起きるのは本当に残念」と漏らし、氷上での論争について「仕方がなかった」と告白している。

「時が経った今でもこんなことが起きているのに、審判が何もしないのは驚きだ。自分は、ハッキリとイカサマをやっているのを見た。そして今はルールブックも読んでいる。これは許されない」

 実際、ハイライト映像を確認する限り、ケネディがストーンを手放した直後にもう一度触れたように見える。それだけにFワードを用いて、スウェーデン陣営に罵声を浴びせた44歳には、「不正スキャンダルだ」といった批判も飛んでいる。

 五輪の檜舞台で起きた口論。その内容の稚拙さもあり、後味の悪さだけが残った。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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