シャイドロフを抱きしめ、賛辞を送ったマリニン(C)Getty Images 敗れてなお勝者を称える姿に感動が広まった。 …

シャイドロフを抱きしめ、賛辞を送ったマリニン(C)Getty Images

 敗れてなお勝者を称える姿に感動が広まった。

 現地時間2月13日、ミラノ・コルティナ五輪のフィギュア男子フリーが行われ、ショートプログラムで首位に立っていたイリア・マリニン(米国)が冒頭から転倒するなどミスを連発し、156.33点と失速。合計254.49点で8位という結果に終わった。

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“4回転の神”と称される偉才も、五輪の魔物に飲み込まれた。競技後にも「正直なところ、まだ何が起きたのか自分でも整理がついていない」と振り返るしかなかった。

 金メダルを大いに期待されていた。それだけに悔しさや失望感がこみ上げる。そんな複雑な立場にありながらマリニンは潔く振る舞い続けた。番狂わせと言える形で1位となったミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)の下へ歩み寄ると、「おめでとう」と言葉をかけ、がっちりと握手。勝者を称えたのである。

 絶対王者の所以とも言えるリスペクトに溢れた振る舞いは、多くの反響を生んだ。2010年バンクーバー冬季五輪の男子代表でプロスケーターの織田信成さんは自身のXで「どんなに悔しくても、まず勝者を讃え、周りへの感謝の言葉を言葉に出来るあなたの心が金メダル」と称賛。そして、「これから4年間ルール改正もありどんな道のりになるのか分からないけど、絶対出来ると信じてる!!」と次回フランスアルプス大会への挑戦に期待を寄せた。

 潔く負けを認め、相手の勝利に敬意を払える。まさかの敗北を喫したマリニンだったが、その振る舞いは、まさしく“グッドルーザー”だった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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