今週の日曜日は、東京競馬場で共同通信杯(GIII・芝1800m)が行われます。 過去10年の共同通信杯では前走の初角…

 今週の日曜日は、東京競馬場で共同通信杯(GIII・芝1800m)が行われます。

 過去10年の共同通信杯では前走の初角で4番手以内につけていた馬が[3-4-1-23]。前走の初角が5番手以下だった馬は[6-6-9-49]となっています。勝率や連対率、複勝率に大きな差はありませんが、複勝回収率では前走初角5番手以下の馬が112%をマーク。前走の初角が4番手以内だった馬の複勝回収率は66%となっていますので、期待値としては前走初角を5番手以下で通過した馬の方が高いと言えます。

 過去10年の共同通信杯は上がりの速い決着が目立ちます。昨年の上位3頭はすべて上がり33秒台。一昨年の上位2頭は上がり32秒台で3着馬も33秒台の脚を使っていましたので、直線での切れ味が求められる一戦と言えるかもしれません。

 スタートからポジションを取れる馬は先行力に優れたタイプではありますが、一方で終いの切れ味という点では差しや追い込みを得意とする馬に分があると言えます。このことから、前走で積極的な競馬をしている馬よりも、しっかりと脚を溜める形で運べている馬に高い期待値があると考えられます。

 今年の共同通信杯も例年の傾向通りだとするならば、前走で脚を溜める形を経験している馬に注目したいところです。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走初角4番手以内で3着以下
[0-0-0-11]複勝率0%
該当馬:ガリレア、リアライズシリウス
(過去の該当馬:25年レッドキングリー2番人気8着)

※特に言及のない限り、データは過去10年の共同通信杯(計10レース)を対象にしています。

 上位人気が予想されるリアライズシリウスが該当しました。

 リアライズシリウスの前走初角は4番手で5着。ハイレベルなGIだったとは言え、逃げた馬が2着に残る流れでしたし、内容的には物足りなさを感じます。

 リアライズシリウスはこれまでに3戦していますが、上がり最速を記録したのは新馬戦のみ。その新馬戦は未勝利を勝ち上がったのが2頭のみ。しかも、どちらもダートで勝っている馬ですので、新馬戦は相手に恵まれたことで上がり最速をマークできたと考えられます。ここ2戦の重賞では上がり4位以下に終わっていますし、切れ味では少し見劣るタイプと言えるかもしれません。

 今回は速い上がりが求められる条件ですし、この点では不利と言えそうです。さらに、500キロを超える大型馬の休み明けという点も気になるところ。今は寒さが厳しいため馬体調整に苦労する時期。前走の朝日杯FSでもプラス12キロと大きく馬体が増えて結果を残せていませんし、今回もその心配は残ります。

 距離の1800mも今回が初めてになりますし、克服しなければいけない課題が多い印象。人気で買うほどの魅力は感じられませんし、ここは本馬の評価を落として馬券はくみたてたいところです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。