大相撲の二所ノ関親方(39=元横綱稀勢の里)が、弟子の横綱大の里(25)に、今後のさらなる奮起を期待した。14日、都内で…
大相撲の二所ノ関親方(39=元横綱稀勢の里)が、弟子の横綱大の里(25)に、今後のさらなる奮起を期待した。14日、都内で行われる大の里の「横綱昇進披露宴」を前に、報道陣の取材に応じた。大の里は昨年、全6場所のうち、3場所で幕内優勝を果たし、横綱に昇進。だが1年最後の九州場所千秋楽を、左肩痛のために休場した。その影響で1月の初場所も10勝5敗にとどまった。その2場所を制したのは大関安青錦。それだけに二所ノ関親方は、安青錦を引き合いに熱く語った。
二所ノ関親方 成長度がすごいですからね、安青錦の。毎場所、成長しているので、それに負けずと右肩上がりに上がっていかないと、いつか越えられてしまうこともある。成長していかないといけない。お互いに。
ライバルの存在が互いを成長させることは、現役時代に白鵬や日馬富士らと、しのぎを削ってきた二所ノ関親方は誰よりも知っている。それだけに弟子の成長はもちろん、安青錦も成長し、相撲界を盛り上げることを期待した。
その大の里の左肩痛について師匠は「だいぶ力が入るようになっている。あとは実戦でどこまで動かせるか。自然に体が動くようになれば。けがして強くなると言われるので、そこをプラスに変えられたら」と、心身ともに一回り成長することを期待した。
ただ、安青錦が優勝した最近2場所は、大の里にとってもプラスだったととらえていた。
二所ノ関親方 苦しむことがすごく多くなった。それで毎場所、毎場所、いい勉強ができている。経験がこれからの相撲人生に生きてくる。非常に、いい経験をさせてもらっているなと思います。(樹木の)年輪と一緒で、経験で強くなっていくと思っているので。
今後、横綱として期待することも語った。
二所ノ関親方 常に優勝争いに絡めるような、そんな力士になってほしいと思います。調子が悪くても、千秋楽まで優勝争いに絡むことができて、常に優勝をうかがうような、そんな力士になってほしいですね。
随所に厳しい指摘もありながら、弟子への愛情、弟子の成長を期待する言葉にあふれていた。【高田文太】