ミラノ・コルティナ冬季五輪は、フィギュアスケートの男子フリーが13日(日本時間14日)、ミラノ・アイススケートアリーナで…
ミラノ・コルティナ冬季五輪は、フィギュアスケートの男子フリーが13日(日本時間14日)、ミラノ・アイススケートアリーナで行われ、ショートプログラム(SP)で1位に立っていたイリア・マリニン(米国)が転倒を重ね、まさかの8位に終わった。金メダルはカザフスタンのミハイル・シャイドロフ。日本の鍵山優真、佐藤駿がそれぞれ銀、銅メダルを獲得した。米複数メディアが詳細を伝えている。
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■「やってしまった……」
2年間無敗の絶対王者、SP1位のマリニンが大失速した。冒頭の4回転フリップは着氷したものの、2本目のジャンプは予定していた4回転アクセルが1回転に。さらに4回転ループも2回転となった。
いつもなら圧巻の滑りを見せる後半も立て直せず、4回転のルッツとサルコーで2度転倒。「4回転の神」と称される21歳が、目前まで迫っていた金メダルを逃した瞬間だった。
結局フリーは156.33点で、合計264.49点で8位に終わった。フリーだけなら15位という悪夢のような結果に対し、マリニンは「やってしまった……。それが真っ先に頭に浮かんだ言葉だ。こんなことが本当に起きたなんて信じられない。シーズンを通してずっと準備してきたし、プログラムを含めてすべてに自信があった。それなのにこんなことが起きてしまった。正直、言葉がない」と悔やんだ。
■自信過剰だった?
さらに「こんなことになるとは思っていなかった。本当に準備万端だと感じていた。リンクに上がった時も、準備はできていると感じていた。でも、もしかしたらそれが理由だったのかもしれない。うまくいくと自信を持ちすぎていたのかもしれない。何が起きたのか、まだ整理できない」と心情を吐露した。
米国を金メダルに導いた団体戦を含め、1週間で4度目となる演技。ハードスケジュールや五輪の重圧が影響した可能性について、「間違いなくメンタルの問題だった。五輪の雰囲気は、(他の大会と)まったく違う」と認めた。
その上で「ベストの演技ではなかったし、まったく予想していないことだった。でも、もう終わったことだ。やり直せるならそうしたいけれど、過去に戻って変えることはできない。気持ちを立て直して、次に何をすべきかを考えるだけだ」と前を向いた。
以前からマリニンは、五輪後に「5回転」に本格的に取り組むことを明言。4年後、前人未到の大技を引っ下げて、この舞台に戻ってくるのだろうか。今後も若きスターから目が離せない。
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