◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 2日目(13日)◇ペブルビーチGL(6989yd)、スパイグラスヒルGC(7…
◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 2日目(13日)◇ペブルビーチGL(6989yd)、スパイグラスヒルGC(7071yd、いずれもパー72)
起死回生のショットは、絶望と紙一重だった。久常涼がイーグルを奪った後半7番(パー5)。残り222ydからピンそば3mほどについた2打目は会心…ではなかった。
「ダフッて左に行ったら、左からの横風で帰ってきて乗ってくれた。たぶん池だなと思ったのが、(グリーン)左をかじってくれて…」。池に近い左手前ピン。傾斜を転がり落ちることも覚悟した一打が絶好機を演出した。「(ショットの)フィニッシュも決まらずだったけど、結果が良かった感じ。結構、ラッキーなので…」。苦笑交じりに謙遜しつつ、そのビッグチャンスを逃さなかったことは少しだけ胸を張れる。
初日のペブルビーチGLでツアー自己ベスト「62」をマークして首位発進。2日目のスパイグラスヒルGCでも10番からの出だし6ホールで3バーディを重ねて優勝争いを引っ張っていたが、折り返しの18番、1番(パー5)で2連続ボギーを喫した。
「ちょっとジャッジミスが続いた」という苦しい流れ。久々だった5番(パー3)のバーディに加え、6番で決めきった2m近いパーパットが大きい。イーグル直後の8番でも返しのパーパットが1.5m残った。「全然、イヤでしたけど…」と笑いながら「この2日間、そういうパットがしっかり打てている。打てれば、入るので」。得意とするポアナ芝のグリーンで、初日にさく裂したパッティングの好感触は確かに残っている。
最終9番は1Wショットをフェアウェイ右サイドに置き、対角線上の左ピンを攻めやすい理想的なアングル。残り150ydをPWで3.5mに絡めるバーディで締めくくった。「67」で通算15アンダー。アクシェイ・バティアと並び、首位を譲ることなく再びペブルビーチで戦う週末を迎える。
「WMフェニックスオープン」から2週連続の首位ターン。自己最高2位だった「ファーマーズインシュランスオープン」から3試合連続の優勝争いでもある。前週は松山英樹との最終組を経験し、今回はバティアとともに人気者のリッキー・ファウラーが加わる。「あと2日間、死ぬ気で1位になれるように頑張ります」。キャリアを一変させる大チャンスに気合がにじんだ。(カリフォルニア州ペブルビーチ/亀山泰宏)