◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 男子フリープログラム(13日、ミラノ・アイススケートアリーナ) 世界王者…

◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 男子フリープログラム(13日、ミラノ・アイススケートアリーナ)

 世界王者でショートプログラム(SP)1位のイリア・マリニン(米国)フリー156・33点、合計264・49点でまさかの8位に終わった。「正直なところ、何が起こったのかまだ理解できていない。色々な感情が交錯している」とぼう然とした表情で振り返った。

 冒頭の4回転フリップは着氷したが、続く4回転アクセルは回転が抜けたところで、会場がどよめき始めた。その後も4回転ループが2回転になり、4回転のルッツとサルコーで2度転倒した。「4回転の神」の別人のような滑りに、観客からは悲鳴が。マリニンは演技後は両手で顔を覆い「緊張と重圧が圧倒的で、押しつぶされそうになった」。優勝を逃すのは2023年11月のGPシリーズ、フランス杯以来で2年3か月ぶりだった。同年12月のGPファイナルから無敗で五輪を迎えていた。

 21歳のマリニンにとって、今回が初めの五輪だった。団体ではSP、フリー両方を滑り、米国の金メダルに貢献していた。特にフリーは出場予定ではなかったにも関わらず、日本の猛追を受け急きょ出場が決まったと米メディアが報じている。7日間でSP2回、フリー2回の計4回を演じた影響も、大きかったのかもしれない。