2026年シーズンWRC第2戦ラリースウェーデンは、2月13日(金)にラリー2日目の7SSを走行し、トヨタの勝田貴元が、…

2026年シーズンWRC第2戦ラリースウェーデンは、2月13日(金)にラリー2日目の7SSを走行し、トヨタの勝田貴元が、チームメイトのエルフィン・エバンスに2.8秒差をつけて首位。22.2秒差の3番手にもトヨタのサミ・パヤリがつけている。

木曜日に行われたセレモニアルスタートとレッド・バーン・アリーナでのSS1に続き、ラリーはこの日から本格的な森林ステージを走行。金曜日はサービスが置かれたウメオ北側の3SS「Bygdsiljum(27.55km)」、「Andersvattnet(20.51km)」、「Back(11.53km)」をサービスを挟んでリピートし、最後にSS1を短縮した「Umea Sprint(5.7km)」で締めくくる7SS、124.88km。

氷点下20℃を下まわる極寒のコンディションとなった金曜日、ライン上には柔らかいルーズスノーが積もる。オープニングのSS2、初日トップのオリバー・ソルベルグ(トヨタ)がジャンクションでハーフスピンを喫してエンジンストール。これで数秒を失い、このステージを制したエルフィン・エバンスに首位の座を奪われ、5.6秒差の総合2番手にドロップした。

5.9秒差の2番手タイムで走った勝田貴元は、6.5秒差の総合3番手をキープ。以下、8.7秒差の総合4番手にサミ・パヤリ(トヨタ)、11.1秒差の総合5番手にティエリー・ヌービル(ヒョンデ)、19.8秒差の総合6番手には2年ぶりのヒョンデ復帰を果たしたエサペッカ・ラッピ、24.6秒差の総合7番手にアドリアン・フルモー(ヒョンデ)がつける。


HYUNDAI
Mスポーツ・フォード勢は、フィニッシュまで6km地点でジョン・アームストロングが右リヤタイヤをパンク。マルティンス・セスクスもスタートから9.1km地点で左右フロントタイヤをパンクし、ステージ中の交換を余儀なくされた。「ブレーキングが本当に難しかった」と振り返ったジョッシュ・マカリアンがチーム最上位の総合8番手を走行している。

SS3はエバンスが、勝田に5.0秒差、フルモーに7.8秒差の連続ベスト。総合3番手のソルベルグは16km地点と17km地点でコースオフを喫し、さらにディッチに左フロントタイヤを落としパンクを喫してしまう。ソルベルグは31.9秒差の7番手タイムに沈み、総合6番手にポジションダウン。これで勝田が総合2番手、パヤリが総合3番手に浮上する。総合5番手につけていたヌービルはスタートから18.2km地点でスノーバンクにマシンを当てて、左フロントにダメージ。1分以上を失い、総合8番手に。これでラッピが総合4番手、フルモーが総合5番手に順位を上げた。

セクションごとにグリップが変化するSS4、ソルベルグがエバンスに1.2秒差、勝田に4.2秒差のベストタイムを刻む。ソルベルグはフルモーをかわし、総合5番手にポジションアップ。首位のエバンスと総合2番手につける勝田との差は14.5秒に拡大した。

中間サービスでは、午前中に複数回のパンクに見舞われたセスクスがラリー続行を断念。SS5は勝田がパヤリに3.7秒、ラッピに8.1秒、エバンスに8.9秒差をつけ、今回初のベストタイムをたたき出す。これでエバンスとの差を5.6秒と一気に戻してみせた。ソルベルグはステージ序盤でいくつかミスがあり、19.5秒差のSS8番手タイム。フルモーが再び総合5番手に順位を戻している。


M-SPORT
2回目の走行ではグラベルが路面に露出したSS6、勝田がパヤリに2.6秒、エバンスに3.1秒差の連続ベスト。SS8はヌービルがソルベルグに0.8秒、勝田に1.7秒差をつける今回初のベストタイムを刻む。グリップに苦しんだエバンスは、4.3秒差のSS5番手タイムに終わり、勝田が0.1秒差ながらもエバンスをかわして、ついにトップに立った。

この日を締めくくるのは、この日も大観衆が集まったレッド・バーン・アリーナでのSS8。勝田はベストのソルベルグから1.9秒差のSS3番手タイムでまとめ、総合2番手のエバンスとの差を2.8秒に拡大して2日目を走り切った。「すべて順調です。午後はかなり難しいコンディションになりましたが、タイヤを温存しつつ、攻めるべきポイントを見極めるという点で、いい仕事ができたと思います」と、勝田は笑顔を見せた。

22.2秒差の総合3番手には、1日をとおして安定したペースを披露したパヤリが入り、トヨタ勢がトップ3を独占。45.9秒差の総合4番手はラッピ、50.3秒差の総合5番手はフルモーとヒョンデのふたりが続く。51.0秒差の総合6番手は「スウェーデンの先頭スタートがこんなに厳しいとは思わなかった」と、振り返ったソルベルグがつけている。

競技3日目はSS9〜SS15の7SS、SS走行距離は104.42km。オープニングとなるSS9「Vannas(15.7km)」は、日本時間の2月14日の18時10分にスタートする。

WRCスウェーデン SS8後暫定結果
1. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 1:10:33.7
2. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) +2.8
3. S.パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +22.2
4. E.ラッピ(ヒョンデi20Nラリー1) +45.9
5. A.フルモー(ヒョンデi20Nラリー1) +50.3
6. O.ソルベルグ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +51.0
7. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) +1:43.8
8. J.アームストロング(フォード・プーマ・ラリー1) +2:40.3
9. J.マカリアン(フォード・プーマ・ラリー1) +3:31.8
10. R.コルホネン(トヨタGRヤリス・ラリー2) +4:41.9