平野は闘志溢れるパフォーマンスで日本中に感動を届けた(C)Getty Images ミラノ・コルティナ五輪は現地時間2月…

平野は闘志溢れるパフォーマンスで日本中に感動を届けた(C)Getty Images

 ミラノ・コルティナ五輪は現地時間2月13日、スノーボード男子ハーフパイプ決勝が行われ、前回北京大会の金メダリスト平野歩夢は7位に終わり、連覇とはならなかった。だが、怪我を押して臨んだ自身4度目の五輪でも最後まで攻めの姿勢を貫き、王者としての意地をみせた。

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 1月のワールドカップで転倒し、右骨盤など複数個所を骨折。完治とは程遠いコンディションのまま11日の予選に挑み、7位となる85.50点を記録して決勝進出を果たした。

 この日の決勝では、1本目で転倒したものの、2本目では大技「フロントサイド・ダブルコーク1620」を見事に決めてみせた。暫定4位に浮上し迎えた3本目、ここでも果敢に高難度の技に挑んだが、着地でバランスを崩し、最終的に7位で大会を終えた。それでも予選、決勝を通じて、負傷の影響を感じさせない完成度の高いパフォーマンスを披露し続け、気迫あふれる滑りは揺るがなかった。

 競技後、平野はインタビューで「生きるか死ぬかの戦いみたいな気持ちで滑った」と振り返り、「生きていてよかった」との言葉で心境を吐露している。

 また、笑顔も見せながら自身の滑りについて、「自分が今やれることはやったんで、悔しさは残るんですけど、今までこう歩んできたものというのは、無駄なものじゃないと思う。またゼロから繋げていければと思っています」などと述べ、今後への意欲も見せていた。

 平野の滑りに対する反響も大きく、結果以上に今大会に挑んだ姿勢を称える声がSNS上に並んだ。決勝終了後、日本のファンからは、「骨折をしていながらこの滑り。本当にすごい」「不屈の精神力に脱帽です」「怪我していて7位入賞はすごい命懸けだな」「勇気や元気をもらえる滑りは、ただ感動でしかない」などのコメントが綴られていた。

 大会直前で重傷を負うも出場を決断し、世界の頂点を争った。その姿は人々の記憶と五輪の歴史に刻まれ、この先も長く語り継がれていく。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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