骨折しているとは思えない軽やかな滑りで、華麗に宙を舞った平野(C)Getty Images 現地時間2月13日、ミラノ・…

骨折しているとは思えない軽やかな滑りで、華麗に宙を舞った平野(C)Getty Images
現地時間2月13日、ミラノ・コルティナ冬季五輪のスノーボード・ハーフパイプ男子決勝が行われ、2022年北京大会の金メダリストである平野歩夢は、無念の7位に終わった。
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惜しくも連覇の夢は現実化しなかった。それでも満身創痍で挑んだ27歳は、魂のパフォーマンスを披露した。
連覇、そして4大会連続のメダル獲得を狙っていた歩夢。しかし、五輪前最後の実戦となった1月のワールドカップ(スイス/ラークス)で、ボードが折れるほど打ち付けられて転倒。顔面と右骨盤など複数個所の骨折する重傷を負った。
車椅子と松葉杖での生活を余儀なくされる中で「戻れる可能性が1%でもあるならば、ここ(五輪)で滑りたい」と五輪出場に奮起。迎えた11日の予選では渾身の滑りで7位に入り、決勝進出を決めていた。
決勝では金メダルを獲得とした戸塚優斗など日本勢が躍進。そこに食らいつかんと奔走した歩夢も、2回目にフロントサイド・ダブルコーク1620(4回転半)」の大技を決めて86.50点をマーク。1本目と3本目で転倒したことで数字は伸び悩んだが、過去3度の金メダル獲得歴を誇るレジェンド、ショーン・ホワイト氏が「本当に感銘を受ける」と漏らすほどの気迫のパフォーマンスは刺激的だった。
最後まで諦めずに戦い抜いた。競技後に「結果を抜きにして、自分の中でいいチャレンジになった」と晴れやかに語った歩夢。まさに命懸けのランを続けた27歳には、列島も感動。その名がトレンド入りしたXでは「攻めの姿勢グッときすぎた」「7位でもぼろ泣き」「改めて凄い精神力」「本人も言っているけど、本当に生きるか、死ぬかだったんだ」と賛辞と驚きのコメントが相次いだ。
メダルには手が届かなかった。それでも果敢に挑んだ雄姿は人々の記憶に刻まれた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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