ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード男子ハーフパイプ決勝が現地時間13日、リヴィニョ・スノーパークで行われた。前回北京五…
ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード男子ハーフパイプ決勝が現地時間13日、リヴィニョ・スノーパークで行われた。
前回北京五輪金メダリストの平野歩夢選手(27=TOKIOインカラミ)は86.50点で7位。骨折から27日での奇跡の復活を遂げたが、連覇とメダル獲得はならなかった。
戸塚優斗選手が金メダル、山田琉聖選手が銅メダルを獲得している。
【画像】【スノボ男子ハーフパイプ】平野歩夢7位 骨折から復帰も連覇ならず
平野選手にとって、この五輪は試練の連続だった。1月17日のW杯ラークス大会で激しく転倒し、全日本スキー連盟が「複数箇所の骨折や打撲」と発表。平野選手は公式練習後の取材で、骨盤の右腸骨などの骨折だったと明かした。
帰国直後は車いすや松葉づえが必要だったという。それでもわずか27日での五輪復帰を果たした。
11日の予選では痛みを押して2本を完走。85.50点で7位通過を決め、「この場に立てたことはすごく奇跡的。自分でもビックリしています」と語っていた。
決勝1回目、平野選手は予選より難度を上げた技で挑んだが転倒した。
約30分後の2回目。演技を完走し、会場は大きな拍手に包まれた。しかし得点は86.50点にとどまった。この時点で、1回目終了時点の首位・山田選手(92.00点)、2位・戸塚選手(91.00点)、3位・平野流佳選手(90.00点)には届かなかった。
日本の中継で解説を務めた青野令氏も「辛い。いや~、辛い」と得点の伸び悩みに声を漏らした。3回目も転倒し、最終的に7位でフィニッシュした。
【画像】【ミラノ五輪】平野歩夢が決勝進出 骨折から1か月で7位通過
ソチで銀、平昌で銀、北京で金。五輪とともに歩んできた平野選手にとって、満身創痍での4大会目は厳しい結果となった。
それでも最後まで攻める姿勢を貫いた。骨折から27日という常識を超えた復帰での決勝進出は、平野選手の不屈の精神力を物語る。「4年に1回しかない大会。痛みありきでも、やるべきことをやる」。その言葉通りの挑戦だった。
戸塚選手が悲願の金メダル、山田選手が銅メダルを獲得し、日本ハーフパイプ界の新たな時代の幕開けを告げた。平野選手が築いてきた道の先で、後輩たちが頂点に立った。