広島・佐々木泰内野手(23)が13日までにデイリースポーツの独占インタビューに応じ、チームの“核”を担う覚悟を示した。…

 広島・佐々木泰内野手(23)が13日までにデイリースポーツの独占インタビューに応じ、チームの“核”を担う覚悟を示した。今春キャンプは「強く」をテーマに汗を流す。14日から自身初参加となる沖縄2次キャンプがスタート。結果と姿勢でチームの先頭に立つ決意を語った。

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 -自身初の1軍キャンプ。ここまでを振り返って。

 「バンバン練習できてるんで充実感があります。去年はけがもあってメニューに制限がかかってしまった時もあったので。まだまだ練習量は確保していきたいです」

 -日南1次キャンプでは連日、球場から帰るのが遅かった。練習量へのこだわりが見える。

 「やっぱり、量をやっていかないとうまくならない。1年間戦い抜くために、きつい中でやるっていうところも練習だと思うんで、そこは意識してやってます」

 -今キャンプで「強く」という言葉をよく口にしている。改めてその狙いを。

 「一番はシンプルに、『振り負けたくない』と、思ったのが取り組もうと決めたきっかけです。高校の時に練習から常に全力で振ってバッティングが良くなったっていう経験があった。そこから考えると、やっぱりプロでもまずは振らないと気づかないこともあるなと。そこを意識してやろうかなっていうのはあります」

 -目指していく選手像を挙げるなら。

 「自分の結果にプレーが左右されない選手ですかね。選手によっては、打撃が不調とか守備でエラーしてちょっと落ち込んでる雰囲気が見えたりする時もあるじゃないですか。そういうことはなくしたい。常にチームのことを考えてやりたい。そこは強く思います」

 (続けて)

 「プロに入る前までは、プロになるっていう目標があった。カープに入ってからはプレーしていく中で新しい目標がどんどん出てきて…。本塁打をたくさん打ちたいとか言ってみたりもしましたけど、実際やってみないと分からない部分の方が多いなと。自分がチームの中で何を求められているのかって、1年1年で変わっていくじゃないですか、実際。岡本さん(ブルージェイズ)とかだったら、絶対的な4番でホームランを期待がされている。ある程度結果を残さないと、岡本さんのようにチームやファンからも期待される、信頼の置かれる立ち位置っていうのは手に入れられないなと。もちろんそういう気持ちは今もありますけど、まだまだこれからだなという感じです」

 -今年は、自身の野球選手としての価値を示す年になる。

 「そうですね。それが明確になってくるのが、この1年だと思う。だからこの1年で岡本さんみたいなチームの“核”となれるような選手になるため、シーズンを通して結果を残したいと思ってます」

 -沖縄キャンプも自身初。対外試合が6試合予定されている。

 「沖縄キャンプは、とにかく結果にこだわりたいです。結果がすべての世界なんで。その結果を残すために日南でいい準備をしてきた。結果と内容にこだわりたいっていうところが一番。やってきたところを全部出したい。まずはこっちから攻めようっていう気持ちはめちゃめちゃあります」

 -プロ1年目を過ごしてプロのボールに対応しないとという思いも。

 「かなり感じましたね。球の強さっていうのは、大学と比べても全然違うものがありましたし、最初の方は『これがプロの球か』って思ったのは、よく覚えてます」

 -強く印象に残っているのは。

 「大勢さん(巨人)とかは強かったです。軌道が独特で、球もめっちゃ速い。あれはなかなか衝撃でしたね」

 -各チームを代表する投手を打ってこそ主力。

 「そうですね。やっぱりそういう投手を打ってこそ、良い打者だなとなると思う。エースや守護神から打ちたいっていうのは常に思ってます」

 -日南入りした1月31日の取材で「佐々木が引っ張ると思われるようなキャンプにしたい」と。その言葉の意図は。

 「まだ実績がないので、あんまりそんな大きなことは言えないですけど、もちろん結果を残すっていうところは大前提にやっていきたい。その中で去年の悔しさがあるんで、そこに対する思いですかね。そこからやっぱり勝ちたいっていう気持ちが強くなって、できればその中心にいたいなという思いがありますね」

 -1年目は0本塁打だった。率直に自身でどう捉えている。

 「自分の中ではいつか出るやろっていう感じだったんすけど。終わってみて、あ、ゼロやったわ、って。でも秋から気合入れてやろうと思い始めたきっかけにはなりましたね、そのゼロ本っていうのは」

 -まずは1本出したい思いもある。

 「出すしかないっす。でも、あんまりホームラン打とうって思わず、強く振ろうという意識の方が強いです」

 -11月に結婚を発表。心境の変化は。

 「責任感はより強く思うようになりました。まだ2年目ですけど、頑張らなきゃいけないと思ってます」

 -一番の味方がいてくれる心強さ。

 「去年までは若干1人で頑張ってる感はあったんですけど、結婚してから一緒になって頑張るみたいな感覚になっている。そこは自分としてもすごい、やりやすいというか、モチベーションになっています」

 -2年目をどのような1年にしたい。

 「一番は飛躍したい、ブレークしたいです。それも考えつつ、それはシーズンが終わってからの結果なので。とにかくシーズン中は勝つことだけを意識して、やりたいなと思ってます」

 ◆佐々木 泰(ささき・たい)2002年12月24日生まれ、岐阜県出身。178センチ、84キロ。右投げ右打ち。内野手。県岐阜商を経て進んだ青学大では1年春にデビューし、ベストナインを受賞。4年時は主将を務めた。24年度ドラフトで、宗山塁(明大-楽天)の外れ1位として広島入り。1年目の昨季は54試合、打率・271、0本塁打、6打点。

 【佐々木の今春キャンプ】 宮崎県日南市入りした1月31日に、強い自覚を披露した。「グラウンド内の打撃や守り以外でも存在感を出したい」と気を引き締めた。3日にはWBCサポートメンバーに選ばれ、球団OB鈴木誠也との対面を熱望。「トレーニング面や打席での考え方とかいろんなことを聞いてみたい」と目を輝かせた。