涙ながらに金メダルを掴んだチェ・ガオン(C)Getty Images 現地時間2月12日、ミラノ・コルティナ五輪のスノー…

涙ながらに金メダルを掴んだチェ・ガオン(C)Getty Images

 現地時間2月12日、ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード女子ハーフパイプ決勝が行われ、韓国のチェ・ガオンが90.25点で金メダルに輝いた。1本目、2本目と連続して試技に失敗し、後がなくなった3本目で圧巻のフルメーク。この日唯一の90点超えを記録して頂点に立った。

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 一躍時の人となった17歳。1本目での転倒後に棄権の可能性もあったティーンエージャーの挑戦には、日本でもおなじみの企業の“貢献”があったという。韓国の日刊紙『韓国経済』によれば、日韓で事業展開するロッテグループのシン・トンビンこと重光昭夫氏が、チェ・ガオンの躍進も「支えた」という。

 日本のプロ野球球団であるロッテのオーナーでもある重光氏は、実は2014年から大韓スキー・スノーボード協会の会長を務め、10年間でグループとして300億ウォン(約31億8000万円)を超える資金を費やし、ウインタースポーツの発展に尽力していた。

 当然、スノーボード界のヒロインとなるだけのポテンシャルを持っていたチェ・ガオンも、全面的な支援を受けてきた一人だった。

 同紙によれば、2024年1月にチェ・ガオンはスイスでのワールドカップの際に腰を負傷。選手生命を脅かすほどの大怪我を負ったのだが、「才能ある若い選手が競技に集中できる支援は惜しまない」と掲げた重光氏は手術治療費として7000万ウォン(約740万円)を全額負担。その後のリハビリの全工程も含めて、徹底サポートを行ったという。

 ロッテグループと重光氏の尽力が実を結んだ。そのサポートの手厚さを伝えた日刊紙『朝鮮日報』も「チェ・ガオンが金メダルという成果を出せたことで、ロッテグループとシン・ドンビン会長の積極的な支援の裏付けになった」と強調。さらに「彼らグループは、とくに若手選手の発掘と育成に熱心で、“次世代メダリスト”とされる有望株には契約金やトレーニング費、個人用具代はもちろんのこと、メンタルトレーニングや英語学習まで支援するオーダーメイド型プログラムも課している」と伝えた。

 3連覇を目論んでいた米代表のクロエ・キムを破り、「奇跡」とも称された今回のチェ・ガオンの金メダル。その裏には、心強い支えがあった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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