真の正捕手を目指す! ソフトバンク海野隆司捕手(28)が宮崎キャンプ休養日の13日、26年の抱負として正妻継続を誓った。…

真の正捕手を目指す! ソフトバンク海野隆司捕手(28)が宮崎キャンプ休養日の13日、26年の抱負として正妻継続を誓った。

昨季は自己最多の105試合に出場。ブレークのシーズンも、今季レギュラーは確約されていない。課題の打撃力を磨き、嶺井博希(34)、谷川原健太(28)、渡辺陸(25)らとの捕手バトルを制す意気込みだ。小久保ホークスのリーグ3連覇、2年連続日本一に貢献し、自身初のゴールデングラブ賞獲得を見据えた。

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海野に浮かれた様子などない。現状を理解し、危機感を口にした。

「自分の力ではないです。使っていただいて、本当にチャンスをもらっているだけなので」

昨季は自己最多を大きく上回る計105試合に出場した。先発マスクは82試合。いずれもチームトップの数字だ。献身的なリードで投手陣を引っ張り、チームのリーグ連覇、5年ぶりの日本一に大きく貢献した。ただ、今季の正捕手の座は確約されていない。嶺井、谷川原、渡辺らとの競争は避けられない。レギュラー奪取へ、打の向上は欠かせないと踏んでいる。

「自分が成長するために打撃をやらないといけないというのはずっとある」

昨季は打率2割2分、0本塁打、21打点。守備面で存在感は見せるも、打撃面では寂しい数字が並んだ。現状打破へオフは2年連続で今宮健太内野手(34)の自主トレに参加。徹底的にバットを振り込み、スイングや軌道などを確認し、強い打球を追い求めた。

「具体的な数字はないんですけど、(昨季)ホームラン『0』が自分の中では悔しかった。(キャンプ中の)打撃練習ではいい感じに来ていると思います」

あの悔しさは忘れない。3年前。1軍出場8試合にとどまり、2軍でも結果が出せなかった。周囲の目には覇気、野球への情熱すら乏しいように映っていた。当時2軍監督だった小久保監督からは痛烈なダメだしも受けた。

「このままやと終わる。進化し続けていかなあかんのに、退化してどうするんや」

当時の心境を「その通りやなって…」と、ぐうの音も出なかった。崖っぷちに立たされ、芽生えた感情はシンプルなものだった。

「取り組みを変えたとかはないんですけど、危機感というかそういう気持ちの部分。(小久保監督からの言葉が)きっかけになったのはあります」

今年はチームの福岡移転後初のリーグ3連覇、2年連続の日本一が懸かる1年だ。真の正捕手での貢献はもちろん、あるタイトルの獲得を見据える。自身初のゴールデングラブ賞だ。

「やるからには何か目標を立てたかった。キャリアハイを目指すのはもちろん、憧れとかっこよさから1回は取ってみたい」

金色に輝くグラブを手にする未来を思い描き、26年シーズンへ向かう。【佐藤究】

◆ソフトバンク昨年の捕手起用◆

▼海野隆司 105試合に出場、打率2割2分、0本塁打、21打点。

先発マスクは82試合、打率2割1分8厘、失策1、捕逸4、盗塁阻止率2割6分8厘。

▼嶺井博希 63試合に出場、打率2割2分4厘、4本塁打、19打点。

先発マスクは38試合、打率2割2分5厘、失策0、捕逸4、盗塁阻止率2割5分。

▼谷川原健太 48試合に出場、打率2割6分4厘、3本塁打、4打点。

先発マスクは11試合、打率2割1分4厘、失策1、捕逸0、盗塁阻止率1割4分3厘。

▼渡辺陸 24試合に出場、打率2割2分2厘、本塁打0、5打点。

先発マスクは12試合に出場、打率2割6厘、失策0、捕逸1、盗塁阻止率1割4分3厘。