パドレスのダルビッシュ有投手(39)が、阪神の21年度ドラフト1位で昨年10月に戦力外通告を受けた森木大智投手(22)…
パドレスのダルビッシュ有投手(39)が、阪神の21年度ドラフト1位で昨年10月に戦力外通告を受けた森木大智投手(22)とパドレスのマイナー契約に一役買っていたことが分かった。12日(日本時間13日)にパドレスのAJ・プレラーGM(48)が契約の舞台裏を明かした。
パドレスが森木とマイナー契約合意を発表したのは1月23日。プレラーGMは森木獲得までの経緯を「ユニークなストーリー」と表現。「ドラフト1位の選手が自由契約になった後、自分を高めるための助言を求めてダルビッシュに連絡を取ったことがきっかけでした。彼は米国に来て一緒にトレーニングし、うちのスカウトや他球団のスカウトの前で投球を披露する機会を得ました」と明かした。
森木の投球については「『環境を変えれば、チャンスをものにできる投手』と判断しました。素晴らしいアームを持っており、武器になるボールがある。米国に渡り、マイナーリーグから出発するのは簡単なことではないが、彼は自分自身に懸けてこの道を選んだのです。彼が私たちのマイナーの選手枠を争うことを楽しみにしています」と熱弁。森木が面識のなかったダルビッシュに相談したことを「日本球界における彼の存在の大きさや、彼がどれだけ多くの投手に還元してきたかを考えれば理解できることだ」と、自身もほれ込んでいる右腕の人間性を絶賛した。
自身2度目の右肘靭帯手術からの復活を目指す39歳と、ルーキーリーグから再起をはかる22歳。つながった2人の今後の歩みから目が離せない。
◆森木 大智(もりき・だいち)2003年4月17日生まれ、高知県出身。184センチ、94キロ。右投げ右打ち。投手。高知から21年度ドラフト1位で阪神入り。DeNA入りした小園健太投手の外れ1位だった。1年目22年8月28日中日戦で初登板初先発を果たし、敗戦投手ながら6回3失点の好投を見せた。1軍戦登板はこの年だけで、通算2試合、0勝2敗、防御率6.23。昨年は育成契約に降格し、オフには戦力外となっていた。