ドジャースの大谷翔平投手(31)が3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が終了するまで打者主体の調整を…

 ドジャースの大谷翔平投手(31)が3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が終了するまで打者主体の調整を行うことが12日、分かった。この日、キャンプを張るアリゾナ州内のホテルで取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が、大谷の日本代表合流前のライブBPとオープン戦の登板に否定的な考えを示した。大谷は山本、佐々木らとともに13日にキャンプインする。

 最優先すべきは「投手・大谷」の完全復活。そこにブレはない。1月31日に開催された球団ファン感謝イベントで大谷がWBCで登板しないことを明言したロバーツ監督はこの日、「(WBCでは)投げない」と改めてその可能性を否定した。その上で21日から始まるオープン戦での登板についても「ヨシノブ(山本)は投げるが、ショウヘイはない」と言い切った。

 投打で奮闘し、前回大会優勝に貢献した大谷。WBCに懸ける熱い思いは指揮官も十分に理解している。一方でワールドシリーズ3連覇に向けて、シーズンを通して投打二刀流でのハイパフォーマンスを見せて欲しいと強く願う。

 「彼にとって何が一番良いのかを私たちはしっかり考えている。ゆっくり積み上げていくことが大事だと思っている」

 シーズン開幕に照準を合わせるのではなく、少しずつ実戦でのイニング数を伸ばしながら投手としてのコンディションを徐々に上げていく-。そんなロバーツ監督の考えが透けて見えた。

 さらに侍ジャパン合流前にライブBPに登板することについても指揮官は、「ないと思う」と言及。投手としての本格的な調整はWBC終了後になる見通しだ。

 13日のキャンプインを前に、大谷は球団施設でキャッチボールなどの自主練習に取り組んだ。「彼がどんな形であれ、侍ジャパンの一員になること自体が大きな意味があることだし、彼自身も祖国のためにそうしたいと思っているはずだ」とロバーツ監督。WBCで躍動する「打者・大谷」に大きな期待を寄せた。