<明治安田J1百年構想リーグ:神戸2-0長崎>◇12日◇WESTグループ第2節◇ノエスタヴィッセル神戸の元日本代表DF酒…
<明治安田J1百年構想リーグ:神戸2-0長崎>◇12日◇WESTグループ第2節◇ノエスタ
ヴィッセル神戸の元日本代表DF酒井高徳(34)が、1ゴール1アシストの活躍で開幕連勝の立役者になった。
V・ファーレン長崎をホームに迎えた一戦で、前半25分に左CKの流れからこぼれ球を右足でダイレクトボレー。「リラックスして打てた」とドライブ回転がかけられたシュートは美しい軌道を描いてゴール左に吸い込まれた。
ゴールにつながるCK獲得も、自身が起点になった。右サイドで中央からのパスを受けると、ワンタッチで前方のMF武藤嘉紀にパス。武藤もワンタッチプレーを続けたことで、長崎守備陣にほころびを作り出した。「長崎と広島の試合を見て、人にすごく強いというか、人に付く習性が強かったので、深い位置で3人目の動きを入れて速く回したら(マークが)はがれるイメージがあった。ワンタッチ、ツータッチはすごく意識していた」とイメージ通りのプレーで崩してみせた。
同42分には右から左足で柔らかいクロスを入れて、MF佐々木大樹のヘディング弾をお膳立て。より前に出る動きを意識したパフォーマンスで、得点に絡む仕事をやってのけた。
10日のアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)FCソウル(韓国)戦に続く連続弾。23年のガンバ大阪戦で1試合得点はあるが、公式戦2戦連続ゴールはアルビレックス新潟やドイツ時代にもなかった自身初の記録。この結果に「今季はより前に絡んでいくこと、前での精度を意識している。ゴールに絡む結果を残せるような位置を取れるように試行錯誤してる結果が、この2試合に出たのは非常にいい」と確かな手応え。ミヒャエル・スキッベ監督からも「彼がブンデスリーガでプレーしていた時から知っているが、チームを率いることをしているし、非常に素晴らしい。ブンデスリーガ時代に美しいゴールがあったかは知らないが、今日のゴールは美しかった(笑い)」と賛辞を送られた。
自身の活躍もあって、チームは公式戦3連勝。それでも酒井は「こうやっていい結果が続くと、次も次もって期待が膨らむと思うけど、自分は守備の選手。今日は後半、守備としてはあんまりいい形で試合を締められなかった。僕らが優勝していた一昨年やその前までは、90分間通して強さが出ていた。もっとチームに貢献できるような形にしたい」と引き締めた。2シーズンぶりのタイトル獲得へ「もっともっと良くなるようにしていければ」。FW大迫勇也やMF扇原貴宏が離脱する中で、34歳のベテランがチームをけん引する。【永田淳】