【ミラノ13日=木下淳】2026年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)の日本選手団TEAM JAPANによる大会の中間…

【ミラノ13日=木下淳】2026年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)の日本選手団TEAM JAPANによる大会の中間記者会見が13日、市内のメインプレスセンターで行われ、伊東秀仁団長と、イタリア・アンテルセルバからリモートで原田雅彦副団長が出席した。

伊東団長は冒頭「誹謗(ひぼう)中傷は毎日、想定以上の件数への対応に追われている状況であります」と明らかにした。最新の情報として12日現在、ネット上で確認された中傷のコメント数は6万2333件、削除を申請した数は1055件で、対応が確認できたのは198件という。

対策については、担当者が「誹謗中傷対策チームがモニタリングと、各プラットフォームと協力・連携しながら情報収集、選手支援を行っている。アスリートからも情報提供があり、助言を与えている」と説明した。

今大会の誹謗中傷を巡っては、フリースタイルスキー女子スロープスタイルの近藤心音(22=オリエンタルバイオ)が、左膝負傷による無念の五輪2大会連続棄権を発表した後、インスタグラムに「もし選ばれても次は辞退してくださいね」とコメントが届き、問題化した。翌7日、インスタのストーリーズを更新。「人生で初めてのアンチです」と、怒りの「コメントさらし」に踏み切った。過去大会と同様、心ない投稿がネット上にあふれている。

伊東団長は「心ない言葉をアスリートの尊厳を傷つける。不安や恐怖、本来の力を発揮できなくなる状況になってしまう。避けていただきたい。大舞台で戦う選手を、温かい言葉を応援することはありがたい」と述べた。

近藤のケースにも言及し「彼女の場合は、リツイート(実際はインスタのストーリーズで引用投稿)をしてしまったことが、広げてしまった。そうすると、輪にかけてやってくる人たちだと思うので。今は落ち着いて沈静化しているので、できるだけ掘り返さないようにしていただければ」と要請した。

重度の中傷に関しては、名誉毀損などで警察への相談や法的措置を含めて、適切に対応していくという。