“ルーキー1号”は、パワフルな逆方向への1発だった。DeNAドラフト3位の宮下朝陽内野手(22=東洋大)が13日、沖縄電…

“ルーキー1号”は、パワフルな逆方向への1発だった。DeNAドラフト3位の宮下朝陽内野手(22=東洋大)が13日、沖縄電力とのファーム練習試合(嘉手納)で“プロ1号”を放った。内野スタンドは満席で、立ち見が出るほどの大盛況。多くのファンが見守る中で放った12球団ルーキーの対外試合1号だった。

持ち味を存分に発揮した。5番遊撃で出場すると、9回の先頭で迎えた最終打席。フルカウントからの6球目、相手右腕の直球を捉えた。ファンのどよめきとともに、ぐんぐん伸びた打球は右翼の芝生席へ。逆方向への豪快な一打に、村田2軍監督も「打席を重ねるごとに魅力を感じるバッティングをしてくれている」とうなずいた。

だが、打った宮下に笑顔はない。「ここがゴールではない。開幕してから打ち始めないと意味がないので」。照準はあくまで開幕だ。ドラフト5位の成瀬脩人内野手(24=NTT西日本)が1軍の実戦でアピールを続けているが「自分が結果を出せれば(1軍に)上がれると思う。周りがどうこうっていうよりかは、自分のやることをしっかりやれば結果がついてくる」。ベクトルは常に自分に向いている。

右打ちの大型内野手として期待のかかる22歳。ルーキー第1号は序章に過ぎない。【山本佳央】

◆宮下朝陽(みやした・あさひ)2004年(平16)1月26日、北海道・黒松内町生まれ。黒松内小2年時に黒松内スターズで野球を始める。黒松内中時代は余市シニアでプレー。北海高3年時には春夏連続で甲子園に出場。東洋大では2年時に大学日本代表に選出された。182センチ、88キロ。右投げ右打ち。