【ミラノ13日=木下淳】11日(日本時間12日)に行われた26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)のフィギュアスケー…

【ミラノ13日=木下淳】11日(日本時間12日)に行われた26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)のフィギュアスケート・アイスダンスで「不正採点疑惑があった」と騒がれている問題で、国際スケート連盟(ISU)が日刊スポーツの取材に応じ、見解を示した。

騒動を巡っては、フリーダンス(FD)を終えてフランスのロランス・フルニエポードリー&ギヨーム・シゼロン組が金メダル、米国のマディソン・チョック&エバン・ベーツ組が銀メダルと確定した後、採点内容が公表されて物議を醸した。フランス人ジャッジ(審判)が自国に有利な採点を行ったのでは、と欧米メディアが一斉に報道。熟練のファンもデータを示した上で、署名活動を始めていた。

その中で、運営を統括するISUが「広報担当者」名義で声明文を寄せた。

「審査員パネル内で、異なる採点者が異なる得点をつけることは通常であり、こうした差異を軽減するための複数の仕組みが導入されています。ISUは採点結果に完全な信頼を置き、公平性への徹底した取り組みを継続します」

当該のアイスダンスFDでは、フランス組が225・82点で優勝、米国組が224・39点で準優勝となった。両組のポイント差は、わずか1・43点。その過程において、フランス人の審判が米国組を130点以下と採点した唯一のジャッジとなり、自国フランスのカップルを137・45点、米国勢を129・74点としていた。審判の中で最も大きな差があったと指摘されている。

ISUのジャッジングシステムには、審査員9人のうち、出来栄え点(GOE)の最高値と最低値をカットして7人の中央値を採用する複数の仕組みがある。