今週の土曜日は、東京競馬場でクイーンカップ(GIII・芝1600m)が行われます。 過去10年のクイーンCで3着以内…
今週の土曜日は、東京競馬場でクイーンカップ(GIII・芝1600m)が行われます。
過去10年のクイーンCで3着以内に入った30頭のうち、22頭が前走初角を5番手以下で通過。前走でテンから積極的な競馬を経験している馬よりも、スタートから脚を溜める形で運んでいる馬に分がある一戦と言えそうです。
データ対象のクイーンCはすべて直線距離が525.9mと長い東京競馬場が舞台となっています。そのコースでスタートからポジションを取りに行く形だとテンに脚を使ってしまうため、直線で余力を失って最後まで脚が続かないケースが見られます。クイーンCではその傾向が顕著に出ているのでしょう。
直線の長いコースが舞台のクイーンCでは、道中でしっかりと脚を溜められることが好走条件のひとつと言えそうです。今年の前走の初角での位置取りには注意して各馬の評価は決めたいところです。
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走1勝クラス以下で初角4番手以内(ただし、前走を0.1秒以上の差で勝った馬は除く)
[0-0-0-13]複勝率0%
該当馬:タイムレスキス、ドリームコア、ラヴノー
※特に言及のない限り、データは過去10年のクイーンS(計10レース)を対象にしています。
上位人気が予想されるドリームコアが該当しました。
過去10年のクイーンCで前走初角4番手以内の馬は【3-3-2-46】で決してノーチャンスではありません。しかし、前走のレース格やその時の着差によっては買うと損をする馬が存在します。
それが先に挙げた条件となります。前走初角4番手以内でも前走がオープン特別以上だった馬については、レベルの高いレースで先行できるほどの圧倒的なスピードを生かした結果が出ているのでしょう。さらに、前走が1勝クラス以下でも2着以下に0.1秒以上の差をつけて勝っている馬については、能力の違いで好走するケースがあると考えられます。
該当馬に挙げたドリームコアの前走は1勝クラスで初角位置は4番手。そのレースで1着にはなっていますが2着馬とは同タイム。過去の傾向から買うと損をする1頭と言えそうです。
また、過去の傾向だけでなくこれまでの対戦メンバーからも高い評価は与えにくい印象です。新馬戦のメンバーで勝ち上がっているのは僅か2頭で、どちらも1勝クラスで頭打ちの成績。2走前のサフラン賞はスタートで出遅れたうえにスローペースになったことが敗因とは言え、勝ち馬には決定的な差をつけられていましたし、ゴール前の脚色も目立つものはありませんでした。
前走のベゴニア賞も勝ってはいますが、2着以下は次走以降で目立った成績を残せていませんし、このレースも相手に恵まれた可能性を感じます。東京芝1600mで2戦2勝ということも人気になっている要因かと思いますが、どちらも相手関係には疑問が残りますし、素直に評価するのは危険かもしれません。
また、これまで出走したレースは11頭立てが最も多い頭数でしたが、今回は16頭立てで行われます。今までに経験のない多頭数の競馬にも戸惑って、力を出し切れないというシーンも十分に考えられます。人気でも多くの不安要素を感じる1頭ですし、ここは思い切って本馬の評価を割り引いて考えた方が得策と言えるのではないでしょうか。
重賞レースの参考に、是非お役立てください。