<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):カーリング・日本-デンマーク>◇女子1次リーグ◇12日◇コルティナ・カーリング…
<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):カーリング・日本-デンマーク>◇女子1次リーグ◇12日◇コルティナ・カーリング五輪競技場
日本代表のフォルティウスがデンマークに7-10で黒星を喫し、2連敗スタートとなった。第10エンド(E)で7-7の同点に追いつき、延長11Eに持ち込むも、勝利に届かなかった。現地時間の同日に行われた初戦のスウェーデン戦では4-8の完敗。五輪初出場のスキップ吉村紗也香(34)を中心に気持ちを切り替えて冷静に試合を運んだが、エキストラエンドで力尽きた。
◇ ◇ ◇
世界ランク5位の日本が8位のデンマークに初勝利を献上した。1点差を追う第10E、同点に追いついた。だが延長11Eでは不利な先攻。NO1を確保して、相手の最終投を待つも、NO1をはじき飛ばされ、万事休す。吉村は「1試合目(スウェーデン戦)に比べると、形はできていると思う」と前を向いた。
追いかける展開だった。第1Eでスチールに成功して1点先制する立ち上がり。しかし3連続失点で3点差に広げられた。氷の状態を読み切れず、ショットにミスが出た。1点ビハインドの第10Eで複数得点による逆転勝ちを狙ったが「私がなかなかいいフィニッシュができなくて、1点止まり。悔しいエンドになってしまった」と吉村。土壇場でペースを引き寄せかけたものの、勝利をつかめなかった。
2連敗となっても焦りや悲壮感はない。試合を重ね、氷の状態をつかみつつある。今大会に向けて、前回の銅メダリスト、ロコ・ソラーレを破った9月の日本代表決定戦でも、2連敗スタートの崖っぷちから代表権を手にした経験がある。「粘り強さも見えてきているかなと思う」。勝負強さを大舞台でも発揮する。
初の五輪の吉村は会場の盛り上がりで声が通りづらいことに悩む。ジェスチャーを多めにする工夫をして、コミュニケーションを図っている。次戦は14日に世界ランク1位のスイスと戦う。「何とかいいショットをつなげていけたら」。日本初の金メダルを目標に掲げて乗り込んだ大舞台。格上相手でも、戦える自信はある。【保坂果那】
◆保坂果那(ほさか・かな)1986年(昭61)10月31日、北海道札幌市生まれ。13年から高校野球などアマチュア野球を担当し、16年11月からプロ野球日本ハム、17年12月から北海道コンサドーレ札幌を担当。冬季五輪は2大会連続の現地取材で、今大会はノルディックスキーやカーリングを担当。98年長野五輪に感動した小学5年時、「次の02年ソルトレークシティー五輪は中学3年だから高校の受験勉強で見られないけど、06年トリノ五輪は、浪人しなければ大学1年。たっぷり五輪を楽しめるな…」と、11歳で人生計画を立てていたくらい、五輪マニアでした。