(12日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉スノーボード女子ハーフパイプ決勝) 初出場の16歳、清水さら(TO…
(12日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉スノーボード女子ハーフパイプ決勝)
初出場の16歳、清水さら(TOKIOインカラミ)は表彰台まであと一歩だった。「やりきった思いもあるけど、一番は悔しい思いがある」
1、2回目は転倒。追い込まれた最終3回目、スタート台に立つ前に「絶対にできるから、自信を持ってやってね」という母から届いたLINEのメッセージに奮起した。
「絶対に決めてやる」と滑り出した3回目は、軸を斜めに縦に2回転し、横にも回る「ダブルコーク1080」を2発目のトリックで披露。女子選手には珍しい大技で会場を沸かせ、84.00点をマーク。
3位の小野光希に1.00点届かずに4位に終わったが、予選2位通過の実力を存分に見せつけた。
中学生だった昨季はワールドカップ(W杯)の試合前に「緊張でおなかが痛くなって」とトイレに駆け込んだこともあった。が、初の大舞台は「全く緊張しなかった」。祖父ら、大勢の応援団が見守る中で自分の滑りを披露できることに「小さい頃からめざしてきた舞台。私が一番楽しんでやれたんじゃないかな」。試合中、マスクで覆われた口元はずっと笑っていたという。「成長してまたこの舞台に戻ってくる」と誓った。(山口裕起)