<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):カーリング・日本-デンマーク>◇女子1次リーグ◇12日◇コルティナ・カーリング…

<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):カーリング・日本-デンマーク>◇女子1次リーグ◇12日◇コルティナ・カーリング五輪競技場

日本代表のフォルティウスが延長戦の末、2連敗を喫し、開幕2戦でいきなり1次リーグ突破に暗雲が垂れこめた。相手の世界ランクは8位、日本は5位。

第1エンド(E)で不利な先攻だった日本は1点スチールに成功。だが第2Eで2失点。第3、4Eと連続でスチールを許し、3点ビハインドのピンチに。第5Eでスキップ吉村紗也香の最終投が決まって2点獲得に成功し、3-4で前半を折り返す。

第6Eでダブルテイクアウトを失敗する場面もあり、2失点。第7Eは全員が円付近に集まる場面があるなど、慎重に進めて、2得点で1点差を追い、第8Eは1点スチールに成功し、6-6に追いつくが、勝利に届かなかった。

チームはスイスで直前合宿を行って、8日にイタリア入り。初戦のスウェーデン戦は4-8で黒星発進。氷の状態を読み切れず、対応できなかった。自身初五輪の吉村は「しっかり情報を整理して、次に向けて気持ちを切り替えて頑張っていきたい」と話していたが、ミスが続き、悔しい2連敗となった。

【第1エンド】

先攻は日本、後攻はデンマーク。円(ハウス)中心にストーン(石)が集まる展開。円の中心に最も近い相手のNO・1の石の近くに縦に日本の石が並ぶ展開。吉村の第1投は、自チームの石にわずかに当たりながらも中心に迫り、NO・1になる。吉村の最終投のドローショットでNO・1を守る形を作り、1点スチールに成功する。

【第2エンド】

第1エンドで1点先制した日本は、吉村の最終投で相手の石に当たって、自らが円の中心に寄りNO・1になる。だがデンマークがその石をはじき飛ばしてNO・1を確保。日本は最少失点に抑えたかったが、2点を奪われる。

【第3エンド】

1-2で迎えた日本。相手サードに円内の2個の石をはじき飛ばされる。サード小野寺の2投目はドローで円中心に置き、NO・1を確保するも、すぐに相手にNO・1を取られる。吉村の1投目はミスショット。最終的に1点スチールを許し、連続失点を喫する。

【第4エンド】

1-3の2点ビハインドも、有利な後攻の日本。小野寺の2投目、相手のNO・2の石にぴったりとくっつけるフリーズを狙うショットが成功。相手の最終投、日本のNO・1をはじき飛ばし、自らが円中心にとどまるナイスショットでNO・1。吉村の最終投は、相手のNO・1をはじき飛ばした上で、自らがとどまれば2点のチャンスだったが、ミスして相手に1点を献上して連続スチールを許す。点差は3点に広がる。

【第5エンド】

相手は円の手前に石を置き、ガードを固める作戦。小野寺が2投目でスピードのあるショットでガードを飛ばし、センターラインが見える形に。吉村の1投目は手前の石に当てて、その石が飛んで違う石に当てるショット。後攻の日本の最終投、吉村がショットに成功し、2点を奪う。

【第6エンド】

3-4で後半戦を迎え、セカンド小谷の2投目で、2個の石を円外にはじき飛ばすダブルテイクアウトが決まる。だが小野寺の2投目は円内にある相手の2個の石をはじき飛ばしたかったが、石に当たらず通過してしまうミスショット。さらに吉村の1投目も相手の石を1個しか出せず、自分の石も外に出てしまう。最終投ではダブルテイクアウトで大量失点のピンチを何とか2失点に抑える。

【第7エンド】

3-6で3点差を追う後攻の日本。吉村の1投目の前に円付近に全員が集まって話し合う。円内には3個石があり、相手がNO・1と2、日本がNO・3。相手のNO・1をはじき飛ばし、自らがNO・1となる。NO・2と3は相手。相手が最終投で、自分の石を縦に並べる。吉村が最終投でダブルテイクアウトに成功し、2点を奪う。

【第8エンド】

先攻の日本は小野寺の2投目の前にタイムアウトを取る。日本のNO・1にぴったりとくっつけるフリーズを狙ったが、相手の石に当たり失敗。その直後の相手もミスショット。円内には日本がNO1、2、3を持つ。吉村の1投目は、その3個を守るように円手前に置くガードを作る。吉村は最終投でもガードを作る。相手は最終投でNO・1を奪えず、日本が1点スチールに成功して6-6の同点に追いつく。

【第9エンド】

同点で迎えた先攻の日本。相手のデンマークは後攻のまま第10エンドを迎えようとして、両チーム無得点の展開を狙う。日本は円内に1個の石を置き、その手前にガードを作る。吉村の1投目、円内にもう1個置き、NO・1と2を作る。相手の最終投はNO・1を狙うドローショットが失敗したため、日本は1失点にとどまる。

【第10エンド】

日本は有利な後攻で1点差を追う。小野寺の2投目で日本の石の後ろに回り込み、NO・1を確保。吉村の1投目は手前の石に当たってしまうミスショット。デンマークは最終投前にタイムアウトを取り、作戦を確認。自分の石の後ろに回り込むショットが成功してNO・1と2。日本は吉村が最終投のドローで円中心付近にNO・1を置き1点を獲得して、7-7の延長戦に突入した。

【延長第11エンド】

不利な先攻の日本は、スチールを狙うしかない状況。デンマークは円手前の石をはじき続け、最終投で1点を狙う作戦。両チーム残り2投ずつ。円内にはNO・1と3がデンマーク、NO2が日本の石。吉村の1投目は日本のNO・2にくっつけてNO・3に。デンマークの最終投は日本のNO・2と3の2個を一気にはじき飛ばすナイスショット。日本は最終投で吉村が相手のNO・1をはじき飛ばし、自分の石をNO・1にして相手にプレッシャーをかける。相手は最終投で日本の石をはじき飛ばして3点を奪う。日本は7-10で敗れた。