◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード(12日・リビーニョ・スノーパーク) 【リビーニョ(イタリア)12日=宮下京香】…

◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード(12日・リビーニョ・スノーパーク)

 【リビーニョ(イタリア)12日=宮下京香】スノーボード女子ハーフパイプの決勝が行われ、初出場の16歳・清水さら(TOKIOインカラミ)は84・00点の4位だった。1、2回目は転倒。最後の3回目でダブルコーク1080(縦2回転、横3回転)の大技を決めたが、わずかに1点表彰台までは届かなかった。冬季五輪の日本女子では、22年北京五輪ビッグエア銅の村瀬心椛の17歳を更新する年少記録更新がかかったが、初の夢舞台では及ばなかった。

 4歳の時にスノーボードを始めると、メキメキと上達。家族で通ったスキー場で会う人、会う人に「将来はオリンピック選手だね」などと期待の声をかけられ、いつしか清水自身の中でも、五輪が1つの夢になった。

 一気に世界のトップに上り詰めた。15歳になった昨季よりW杯を本格転戦し、昨年3月の世界選手権で銀メダルを獲得して国際舞台でブレイク。小学4年から6年まで体操教室に通い、トランポリンで培った空中感覚が優れる。「怖くもないし、感覚が分かる。回転するスピードや調節の仕方も分かる」。トリックで高さを出せるのが魅力で、女子での成功者は少数だった斜め軸に縦2回転する大技「ダブルコーク」を駆使し、世界のトップ級に躍り出た。

 今季はW杯開幕前の昨年12月、ザ・スノーリーグの練習で右鎖骨を骨折し、年内の3戦を欠場した。年明けのW杯第5戦のスイス・ラークス大会で復帰すると、五輪直前の1月23日の冬季Xゲームでは、決勝で大技・フロントサイド・ダブルコーク1080(斜め軸に縦2、横3回転)を大会で初成功し、初優勝。けがから復活し、絶好の流れに乗って初の夢舞台に乗り込んでいた。

 平安女学院高の1年生で同級生からも、熱いエールが届いていた。「五輪が決まってからニュースにもたくさん出させていただいて。みんなから『五輪頑張ってね!』『おめでとう!』というメッセージが届いています。頑張りたいと思います」。メダルには手が届かなかったが、初の大舞台で得た経験を4年後の飛躍につなげる。

 ◇清水 さら(しみず・さら)

▽生まれとサイズ 2009年11月12日、滋賀・大津市生まれ。16歳。154センチ。

▽競技歴と学歴 両親の影響で4歳からスノーボードを始め、小学5年で全日本選手権を初制覇し、日本女子最年少でプロ資格を取得。24年ユース五輪で銀。同年、W杯初参戦にして2戦目で初優勝。25年2月冬季アジア大会優勝。同3月世界選手権は初出場で銀。昨春に京都・平安女学院高に入学。

▽得意、苦手科目 得意=英語「周りの子たちより海外に行っているので」苦手=数学

▽JKライフ 平安女学院高1年生で、学校近隣の京都・河原町に出て「友達とプリクラを撮ったり、タピオカを飲んだり」

▽好物 すしで「サーモンが一番です」