<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇ペア公式練習◇12日◇ミラノ・アイススケートアリーナ【ミ…

<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇ペア公式練習◇12日◇ミラノ・アイススケートアリーナ

【ミラノ=松本航】ペアで愛称“りくりゅう”の三浦璃来(24)、木原龍一(33)組(木下グループ)が“究極の準備”で、危機を回避していた。

本番リンクの公式練習に参加。練習ながら客席を埋めた地元ファンの大歓声に背中を押され、スロージャンプ、2人そろって跳ぶサイド・バイ・サイド・ジャンプなどで好調ぶりを示した。木原が観衆にガッツポーズを見せるなど、15日(日本時間16日)のショートプログラム(SP)へ調整は順調な様子で「最高の観客の皆さんでした」と笑顔で引き揚げた。

今大会はすでに団体で銀メダルを獲得したが、8日に行われた表彰式では、表彰台に登壇した選手たちのスケート靴のブレード(刃)に刃こぼれが起きた。翌9日には日本スケート連盟の竹内洋輔強化部長(46)が大会組織委員会へ抗議した経緯、木原についてはスペアの靴を履いていたことなどを明かし「彼なりの経験の中で『スペアの方がいい』という形だったのだと思います」と語っていた。

この日、木原は「万が一のために替えていました。璃来ちゃんも大丈夫でした」と語り、三浦も「はい。大丈夫でした」。2人そろってスペアの靴で表彰台に上がり、本番で使う靴には影響がなかったという。

“りくりゅう”は団体SP、フリーともに世界歴代3位の高得点を記録し、日本に順位点で最高の10点をもたらしていた。金メダル最有力候補の世界王者は、不測の事態も回避する準備力を兼ね備えている。