NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン1 第8節(交流戦…
NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン1 第8節(交流戦)
2026年2月14日(土)14:30 相模原ギオンスタジアム (神奈川県)
三菱重工相模原ダイナボアーズ vs 三重ホンダヒート
三重ホンダヒート(D1 カンファレンスB)

三重ホンダヒートのベン・ポルトリッジ選手。「正直に言えば、心の中には燃え盛る思いがあります」
丸太のような太ももが生む爆発的な加速。鈴鹿の風のように駆け抜ける姿は、岡野喬吾が「めっちゃ速い。気づいたらスゴいところにいます」と評するほど。彼の名はベン・ポルトリッジ。今季、三重ホンダヒートに加入したウイングである。
先週の東芝ブレイブルーパス東京戦では2トライの活躍。レメキ ロマノ ラヴァらとのコンビが冴え渡り、相手の守備を翻ろうした。「楽しい試合でした。特にチームワークが素晴らしかったです」と語るポルトリッジは、最も印象に残っている場面として1本目のトライに至るまでの流れを挙げる。
「(マヌ・)アカウオラがハイボールをキャッチして、ジョニー(・ファアウリ)がキックして、それが僕の胸に入って、レメキに渡る。あれは本当に良い連係でした」と彼は振り返り、感慨深げな表情を浮かべた。
ただその圧倒的なスピードの代償か、彼の選手人生はけがとの戦いでもあった。アキレス腱断裂、そして二度の前十字靭帯断裂。これまで長期間の離脱を強いられてきたが、いまようやく悪夢の連鎖を断ち切りつつある。
「とても苦しい時期がありましたが、この2年間は大きなけがをしていません。『また壊れてしまうんじゃないか』という余計な心配をしなくなったことで、よりラグビーに集中できています」と、彼は充実感をにじませながら語った。
そんなポルトリッジが今週末に迎えるのは、昨季まで所属していた古巣との対決。慣れ親しんだ相模原ギオンスタジアムでの三菱重工相模原ダイナボアーズ戦を前に、彼は一段と引き締まった表情で意気込みを語った。
「ラグビープレーヤーである以上、闘争心は必ず持っているもの。僕は古巣から『不十分だ』と言われた選手なので、『まだやれるんだ』というところを見せたい。正直に言えば、心の中には燃え盛る思いがあります」
しかし、彼が何よりも求めているのは自身の活躍ではない。
「ただ、個人的なことよりも、試合に勝ちたい。チームのために最大限のパフォーマンスを発揮したいと思っています。そのためにも、みなさんの応援が必要です。特にビジターでは、ファンのエネルギーを感じられることが大きな力になります」
キャリアを再加速させた『疾風のポルトリッジ』。HEATER(ファンの愛称)の声援を追い風に、敵地での“恩返し”を誓う。
(籠信明)