【テンピ(米アリゾナ州)11日(日本時間12日)=四竈衛】メジャー8年目のエンゼルス菊池雄星投手(34)が、同地でキャン…
【テンピ(米アリゾナ州)11日(日本時間12日)=四竈衛】メジャー8年目のエンゼルス菊池雄星投手(34)が、同地でキャンプ初日を迎え、いきなりライブBPに登板した。
インターバルを挟み、2イニング相当、打者11人に対し、計49球を投げて2安打1四球2奪三振。最速97マイル(約156キロ)をマークするなど、この時期としては異例の“超速仕上げ”を披露した。
貫禄だけでなく、余裕すら感じさせる初日だった。米国報道陣に対しては、通訳なしですべて英語で対応した。投球に関して「良かったんじゃないですかね。最後はスピードを出しにいって97マイルが出た。クソボールでしたけど」と、苦笑交じり。よどみない英語での対応に、担当記者らが「とても印象的だ」と驚くほど、落ち着き払っていた。
3月のWBCから逆算し、大会開幕に照準を合わせ、ハイピッチで調整を続けてきた。「早く仕上げる分には全然苦にならない。出し惜しみをせず、早く仕上げて思い切り野球をしたい」。JAPANのユニホームを着ることに「優勝というのが唯一の目標。僕の想像以上に国民の皆さんの関心が高いと感じているので、とにかく全力で調整したい」と意気込んだ。
昨季までの抜くカーブをナックルカーブに修正した新球を、右打者相手に多投。カウント球としても決め球としてもテストした。「もう少し大きいカーブを投げられれば、ということで、今オフはやってきた。今日は安定して低めに行っていたので、あと微調整していけば、いいボールになると思います」と手応えを口にした。
開幕前のWBC、そして長丁場の公式戦。心身の負担は少なくないが「ケガをしない自信はありますけど、ケガをする時はする。しないつもりで準備しますけど、しない自信はあります」。侍でもエ軍でもベテランとなった左腕は、最後まで穏やかな表情でキャンプ初日を振り返った。