なぜ? どうして? これを知ればミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の観戦がもっと楽しくなる。今回はカーリングの「スイ…

なぜ? どうして? これを知ればミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の観戦がもっと楽しくなる。今回はカーリングの「スイープ」について紹介します。

 ◇    ◇   一生懸命に氷をこすっている人…一体、何をやっているの? カーリングを見ながら、こう感じたことはないだろうか。

投げられたストーン(石)の前の氷を必死に掃いている2人は「スイーパー」と呼ばれる。氷を掃くことによって、石の置き場所を調整しているのだ。

黄色いパッドが付いた専用のブラシを使用し、氷の表面をこすると、氷がとけてストーンが滑りやすくなる。距離を2~3メートルほど伸ばしたり、回転する石をより曲げたりする効果がある。

効果が大きいゆえ、たびたびルールが改正される。昨年1月には、一部メーカーがスイープ機能を向上させたパッドを開発したことで騒動に発展。氷上のパフォーマンスに差が出ると選手が反発し、大会の出場全チームがパッドを使用しないとする声明を出すなどした。

また、今年に入っても新ルールが発表され、石を曲げるスイープが厳しく取り締まられることになった。1月上旬の大会ではロコ・ソラーレが、スイープの仕方について相手選手に注意を受ける場面が話題となった。女子日本代表フォルティウスのサード小野寺佳歩は、五輪直前の規則改定に「何が違反で、何が違反じゃないか判断がすごく難しい」と困惑した様子を見せていた。

石の置き場所を調整するスイーパーは、勝負の結果をも左右する。フォルティウスではリード近江谷杏菜、セカンド小谷優奈、サード小野寺の3人が主に務める。スキップ吉村紗也香の指示も含め、それぞれの役割に注目しながら、試合を楽しみたい。