3日にミラノに入った。雨。重たい機材を持ったカメラマンと宿まではウーバー移動で、快適だった。取材が始まる翌4日、またして…

3日にミラノに入った。雨。重たい機材を持ったカメラマンと宿まではウーバー移動で、快適だった。取材が始まる翌4日、またしても雨。「写真映えしませんね…」なんて言いながら、ホテルの玄関を出た。日本から持ち込んだ折りたたみ傘が…開かない。中棒と呼ばれる伸縮するメインの棒が折れていた。185センチ、100キロの元ラガーマンだが、折った記憶はない。

どうすることもできないから、雨に打たれながらショッピングセンターを目指した。店員さんに「アンブレラ」は伝わらない。イタリア語で「オンブレッロ」。ひとつ賢くなったが、当分使わない単語だろう。案内された傘コーナーに、折りたたみ傘はピンク、黄緑、水色…と派手めな色縛り。「ネタになるから、それもいいか」と思ったが、数秒迷って紺の普通タイプを手に取った。14・90ユーロ。約2682円が高いか安いかは、あえて考えない。

翌5日、またしても雨。担当のフィギュアスケート会場に初めて足を踏み入れた。最寄り駅から複雑な動線。セキュリティーゲートで言われた。「長い傘はここに置いていってください。帰りに返します」。そこから施設入り口までは200メートル。折り畳み傘であれば…。傘を買っても雨を浴びる日々は続く。【松本航】