村上 宗隆(九州学院出身)の打撃が、ホワイトソックスのスプリングキャンプ序盤から強い印象を残している。『MLB.com』…

村上 宗隆(九州学院出身)の打撃が、ホワイトソックスのスプリングキャンプ序盤から強い印象を残している。『MLB.com』でホワイトソックスを担当するスコット・マーキン記者は、本格的な全体練習が始まる前のキャンプ序盤ながら、すでに余裕を感じさせる打撃を披露していると伝えた。

 チーム全体練習を前に行われたバックフィールドでの打撃練習では、村上が 左中間や左方向へ次々と打球を放ち、持ち前のパワーを誇示。この日だけでも複数の本塁打性の打球を放ち、鋭いライナーも目立った。

 マーキン記者は村上の打撃を見て、「イージー・パワー(Easy Power)」という表現を強調。「バックフィールドでの打撃だけで選手を評価することはできないものの、村上が打球を生み出す過程は非常に印象的だ」と評している。

 ウィル・ベナブル監督も村上の打撃を高く評価した。「それが彼の本来の姿だ。パワフルなスイングを持っている選手だ」と語り、「ここでトレーニングを始め、プログラムに参加してくれてうれしい。試合で彼がどんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ」と期待を寄せた。

 また、ベナブル監督は村上の人柄やチームへの適応力についても好印象を示した。
「とても親しみやすい選手だ。クラブハウスでも良い影響を与えてくれる存在になるだろう」
とし、「グラウンド内外でチームに貢献できる選手だ」と語った。

 村上はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を前に、侍ジャパン合流までの約2週間、ホワイトソックスで初めてのスプリングキャンプを過ごす予定だ。この期間中、さまざまな練習を並行しながら、自身のパワーを確認する機会を持つことになる。

 一方、ホワイトソックスは今キャンプで「基本」に重きを置いた取り組みを進めている。ベナブル監督は
「キャンプの出発点を“ゼロ”に置き、勝利につながる習慣を改めて作り直している」と説明し、「どの監督もキャンプで基本の重要性を口にするが、我々は“基本とは何か”について、より明確な基準を持っている。選手たちと共にそこを突き詰めていくのが楽しみだ」と語った。

 村上もまた、こうした環境の中で新天地、新リーグへの適応をスタートさせた。キャンプ序盤から打撃で存在感を示す主砲が、実戦でどのような姿を見せるのか注目が集まる。