欧州スーパーリーグ(SL)構想が終焉(しゅうえん)を迎えたとスペイン紙マルカ電子版が11日に報じた。レアル・マドリードは…

欧州スーパーリーグ(SL)構想が終焉(しゅうえん)を迎えたとスペイン紙マルカ電子版が11日に報じた。

レアル・マドリードは欧州SL構想を発表した21年4月以降、この創設計画を巡りUEFA(欧州サッカー連盟)と対立関係にあったが、11日に以下の声明を発表した。

「UEFA、欧州サッカークラブ連盟、Rマドリードは、ヨーロッパのサッカークラブの利益のために合意しました」

「UEFA、欧州サッカークラブ連盟、Rマドリードは欧州サッカーの利益のために数カ月に及ぶ協議を重ねてきた結果、スポーツの価値の原則を尊重し、クラブの長期的な持続可能性とテクノロジーを活用したファン体験の向上を重視する欧州サッカークラブの利益のため、基本合意したことを発表します」

「この基本合意は最終的な合意が実施され次第、欧州SLに関連する法的紛争の解決にも役立ちます」

マルカ紙はこの声明を受け、「欧州SLが終了!」と5年前に立ち上げられた創設構想が事実上、終焉(しゅうえん)を迎えたことを伝えた。これにより、Rマドリードが欧州SL構想の運営会社であるA22を通じ、同リーグ創設を妨げたことによる損害賠償としてUEFAに対して起こしていた45億ユーロ(約8100億円)の訴訟が取り下げられるとのことだ。

欧州SLは21年4月、スペインリーグのRマドリード、バルセロナ、アトレチコ・マドリード、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティー、リバプール、アーセナル、チェルシー、トットナム、セリエAのユベントス、ミラン、インテルの欧州の主要12クラブにより、創設構想が正式発表された。これには、UEFA主催の欧州チャンピオンズリーグなどを含む欧州カップ戦に代わる、もしくは競合する大会を新設し、より多くの収入と経済的安定を保証する目的があった。

しかし、UEFAが即座に12クラブに対し、将来的な主催大会への参加禁止の方針を打ち出したことや、サポーターからの猛反発などがあり、9クラブが次々と撤退。さらにユベントスが23年、バルセロナが今月7日に抜けたことで、残るはこのプロジェクトの主導クラブであるRマドリードだけになっていた。(高橋智行通信員)