ミラノ・コルティナ五輪のノルディック複合個人ノーマルヒルが11日、プレダッツォとテーゼロで行われた。今季限りで引退を表明…

ミラノ・コルティナ五輪のノルディック複合個人ノーマルヒルが11日、プレダッツォとテーゼロで行われた。今季限りで引退を表明している渡部暁斗(37、北野建設)が日本勢最高の11位に入った。10位のビンツェンツ・ガイガー(ドイツ)とは写真判定だった。

【画像】【ジャンプ混合団体】高梨沙羅が4年越しの雪辱 銅メダル獲得で涙「人生で一番嬉しい」

前半のジャンプでは100.0mを飛び122.3点で11位。トップのクリスティヤン・イルベス(エストニア)と41秒差で後半クロスカントリー(10km)をスタートした。
山本涼太(28、長野日野自動車)が102.5mで3位、谷地宙(25、JAL)が96.5mで15位につけた。
深くやわらかい雪質が立ちはだかった。序盤14位まで順位を落としたが、3.7km地点で山本を抜いて13位に浮上。7.5kmでは一時10位まで順位を上げた。
最後はガイガーと並走。ゴール直前まで競り合ったが、写真判定で0.01秒及ばず11位でフィニッシュ。山本は15位、谷地は23位だった。
レース後は「これが今の実力かなという感じ。人生で一番きつかったかもしれない」と振り返った。
「追い付きたいなと思っていたが、深い雪でみんな苦戦している中で、自分の体力もいつの間にか削られていた。悔しいけど仕方ない」と雪質の影響を明かした。
一方で「今できるベストは尽くせた」と前向きに受け止め、「次も頑張ります」と次戦への意気込みを語った。
試合前、渡部は自身のXで「IOCはノルディック複合の存続に対してTV視聴率にも注目しているので是非沢山の方にライブ観戦していただけたら嬉しいです」と異例の呼びかけを行っていた。
ノルディック複合は2030年フランス・アルプス大会での実施が未定。冬季五輪種目で唯一女子種目がなく、IOCは男女平等の観点から競技の見直しを検討している。IOC競技部長は「ミラノ・コルティナ五輪での状況を注視し、その評価に基づき判断する」と語っている。

【画像】【アイスホッケー女子】スマイルジャパン一次リーグ敗退 スウェーデンに完敗で1勝3敗
渡部は6大会連続の五輪出場。2014年ソチ大会、2018年平昌大会で個人ノーマルヒル銀メダル、2022年北京大会で個人ラージヒルと団体で銅メダルを獲得。W杯通算19勝を誇る日本のエースだ。
次戦の個人ラージヒルは17日午後6時、団体スプリントは19日午後6時から実施される。レジェンドが見せる最後の舞台に注目だ。