ヤクルト・木澤はオフに自身の“課題”と向き合い続けた ヤクルトの木澤尚文投手が11日、沖縄・浦添での春季キャンプでライブ…
ヤクルト・木澤はオフに自身の“課題”と向き合い続けた
ヤクルトの木澤尚文投手が11日、沖縄・浦添での春季キャンプでライブBPに登板した。最速146キロを計測するなど仕上がりをアピールするなか、背景に“新たな試み”があったことを明かした。
6年目を迎えたドラ1右腕は、打者から力のある直球だけでなく、変化球でも多くの空振りを奪った。手応えについては「まあまあです」と淡々と振り返ったが、リラックスした表情からは調整は順調に進んでいることをうかがわせた。
昨季は思うように空振りを奪えず、奪三振数の24個を上回る25四死球数など、制球面に苦しんだ。結果的に42試合に投げたものの、3年続けてきた50試合登板は途絶えるなど、悩みながらの1年だった。
今オフは「投げるスキルに繋がるトレーニング方法」の習得をテーマに自主トレを実施。“新たな試み”として取り組んだのは、最先端の設備を揃えたアメリカのトレーニング施設「トレッド・アスレチックス」での鍛錬だった。
同施設はノースカロライナ州シャーロットに拠点を構え、多くの一流選手が訪れることでも知られている。ドジャースのタイラー・グラスノー投手らをはじめとするMLB選手や、WBC日本代表に選出されたロッテ・種市篤暉投手らも練習を行った。また、プロ入りを目指す高校、大学生ら多くの有望株も日々研鑽を積んでいる。
偶然目にしたSNSから実現
ふと目にしたSNS投稿に端を発し、情報収集をした木澤は知人の助力もあり昨年12月に訪問が実現。自らの弱点に向き合うため、動作解析を行い、フォームを再構築。それぞれの課題毎に適したトレーニングに取り組んだ。
「僕の中でもいろいろな課題へのアプローチが増えたので、とても充実した、良い経験だっと思います」
自身を見つめ直したアメリカでの2週間。レベルの高い環境に身を置いたことで、多くの刺激を受けた。知識や動作など“引き出し”が増え、苦しい場面での対処に幅を持たせることができるはずだ。鍛錬の成果が問われるのはシーズンが始まるこれからだ。(井上怜音/ Reo Inoue)