まさかの滑走で失格処分となった廉(C)Getty Images 時に「氷上の格闘技」とも評されるスピードスケート競技で、…

まさかの滑走で失格処分となった廉(C)Getty Images
時に「氷上の格闘技」とも評されるスピードスケート競技で、異例のアクシデントが起きた。
現地時間2月13日に行われたミラノ・コルティナオリンピックのスピードスケート男子1000mで、11組に登場した世界王者のユップ・ベンネマルス(オランダ)が、同走の廉子文(中国)と入れ替わる際に接触。そこまで驚異的なタイムで滑っていた23歳だったが、予期せぬアクシデントで集中力と勢いがそがれ、大きくタイムロス。なんと5位に終わったのだ。
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そもそも1000mにおいて「接触」は異例だ。というのも、インレーンからアウトレーンに変わる際には、クロッシングゾーンで優先権のあるアウトゾーンにいるベンネマルスに廉がコースを譲るという規則があるからだ。しかし、中国代表戦士は、なぜか進路を譲らずにインレーンでの滑走を続け、ついにはぶつかった。
暫定1位という形でフィニッシュした直後に、“規則違反”を犯した廉に対して、鬼の形相で歩み寄ったベンネマルス。その姿を目の当たりにした会場内は騒然となり、ブーイングもこだました。
救済措置で単独走による再レースに挑んだベンネマルスだが、疲労の色は隠せず。タイムを伸ばしきれずに全体5位と低迷。表彰台にすら立てない無念の敗北を喫した。
当然ながら失格処分を命じられた廉は、レース後に「大変申し訳なく思っている」と謝罪。一方で「故意に彼をブロックしたわけじゃない」と釈明。あくまで自身に非があるとは認めなかった。
この発言もあってオランダ国内では廉に対するハレーションが広まっている。ニュースメディア『NU.nl』は「ベンネマルスは本当に怒っていた。600m過ぎの地点ですべてが狂ってしまったのだ。中国人が完全に間違った交差のやり方をしたからだ」と糾弾。また、同国の公共放送局『NOS』も「中国のライバルは明らかに注意を怠っていた。世界王者は間違いなく表彰台に向かっていたが、思わぬ妨害によって全てを台無しにされた」と嘆いた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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