5位に終わり、肩を落とすベンネマルス(C)Getty Images まさかの“規則破り”に怒りは収まらない。 現地時間2…

5位に終わり、肩を落とすベンネマルス(C)Getty Images
まさかの“規則破り”に怒りは収まらない。
現地時間2月11日、スピードスケート男子1000mが行われ、クロッシングゾーンでの進路妨害が発生する異例の事態が発生。金メダル獲得の最有力候補とされていた世界王者のユップ・ベンネマルス(オランダ)が、廉子文(中国)との接触によってタイムを大幅に落とすアクシデントに見舞われた。
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不利さえなければ……。やりきれぬ思いは鬼の形相からひしひしと滲み出た。
ベンネマルスと廉が接触したのは、ラスト1周のバックストレートでのこと。規則ではクロッシングゾーンで両者が並んだ場合には、アウトコースからインコースにレーン変更する選手に優先権がある。しかし、インコース側にいた廉はやや強引に入れ替わろうとしてベンネマルスの足を引っかけてしまったのである。
バランスを崩したベンネマルスは、何とか態勢を立て直して懸命に滑りきったものの、タイムは低迷。30分後に認められた再レースでも精彩を欠き、結局、全体5位で敗退。金メダルはおろか、表彰台にすら立てなかった。
前代未聞の結末を見たレース後、オランダの公共放送局『NOS』などの取材に応じた23歳は「メダルを手にできる可能性は100%あった」と力説。さらに「故意に彼をブロックしたわけじゃない」と釈明した廉に対しては「もう……全部が台無しだ。彼は僕のところに謝りに来たよ。でもさ、そんなの何の解決にもならないでしょ!」と怒り心頭。抑えきれない感情を爆発させている。
「銅メダルは少なくとも僕のものだったはずだ。だから本当に悔しいし、最悪だ。僕のメダルが奪われたと思っている。今は感情が麻痺して、泣きたいのに涙すらも出ないよ。信じられない気持ちだ」
やりきれない怒りを口にしたベンネマルスは「あの時、僕には優先権があった。だから、彼は自分のコースをただただ真っすぐ走れば良かったんだよ。それなのに僕を弾き出したんだ」と回想。「これで僕のオリンピックの夢は潰えた」と肩を落とした。
会場が騒然となる中で、ひたすらに憤ったベンネマルス。「今は何も考えられない」とした複雑な想いは、しばらく消えることはなさそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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