春の3歳牝馬マイル戦線を占う重要な一戦、クイーンC。東京競馬場の芝1600mという舞台は、ごまかしのきかない実力勝負…

 春の3歳牝馬マイル戦線を占う重要な一戦、クイーンC。東京競馬場の芝1600mという舞台は、ごまかしのきかない実力勝負になりやすく、将来のGI馬を多数輩出してきた出世レースでもある。今年も各路線から有力馬が集結し、混戦模様を呈している。

1.距離延長組は苦戦の傾向

 過去10回で、前走から距離を延長して臨む馬は[1-1-1-22]で、複勝率は12.0%にとどまっている。これに対し、前走と同距離の馬は[6-9-8-78]で複勝率22.8%と安定した成績を残している。マイルへの対応力が問われるこの舞台において、距離延長のローテーションは割引が必要であり、同距離あるいは短縮組を優位にとらえるべきだ。スタミナよりもスピードの持続力が要求される東京マイルでは、距離短縮や同距離で臨む馬の方がレースの流れに乗りやすい傾向がある。

2.前走GIII組は複勝回収率高く好走

 前走のクラス別成績を見ると、GIII組が[2-3-4-22]で複勝率29.0%。特筆すべきは複勝回収率で、131%と100%を大きく超えており、馬券的な妙味が非常に大きい。対してGI組は[2-2-3-14]で複勝率33.3%と好走率は高いものの、複勝回収率は55%と妙味がない。GI経由の馬は過剰人気になりやすく、実力はあるものの配当妙味に欠けるきらいがある。一方でGIII組は、実力の割に配当がつくケースが多く、馬券検討においては積極的に狙っていきたいゾーンである。

3.前走1番人気馬は信頼度が高い

 前走の人気別成績において、1番人気だった馬は[7-5-4-24]で複勝率40.0%と圧倒的な好成績を残している。前走でファンから最も支持を集めた馬の信頼度は群を抜いており、予想の軸として最適である。クラスに関わらず、直近のレースで1番人気に推されるだけのパフォーマンスや期待度を持っていた馬が、ここでもしっかりと結果を残す傾向にある。迷ったときは前走人気を重視するのが得策だ。

 モートンアイランドは前走の新馬戦で1番人気に応えて勝利。データが示す「前走1番人気」という最も信頼度の高い条件に合致する。また、今回は前走と同距離のローテーションであり、複勝率22.8%と安定している「同距離組」にも該当する。データ的な減点材料が見当たらず、抽選対象にはなるが出られれば中心視したい。