◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード・ハーフパイプ(11日・リビーニョ・スノーパーク) 【リビーニョ(イタリア)11…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード・ハーフパイプ(11日・リビーニョ・スノーパーク)
【リビーニョ(イタリア)11日=ペン・宮下京香、カメラ・宮崎亮太】男子予選が行われ、3大会連続出場で予選1回目を85・50点の6位から2回目に挑んだ戸塚優斗(ヨネックス)は、91・25点をマークし、暫定2位で上位12人による決勝進出を決めた。予選は2回の試技で得点が高い方が採用され、決勝は13日(日本時間14日未明)に行われる。
五輪のタイトルに照準を合わせてきた。過去の五輪は16歳で初出場した18年平昌は決勝2本目で激しく転倒し、担架で運ばれた。悔しい11位。前回22年北京大会でもメダルに届かぬ10位に沈んできた。21年世界選手権で金メダルに輝くなど、他の大会では成績を残してきただけに、悔しさが募る。
過去2大会は「気持ちの面が課題だったと思う」と振り返る。3度目の五輪に向けては「自信」をつけるために励んできた。昨年12月のW杯開幕前の招待大会「ザ・スノーリーグ」から新技で五輪の切り札の横4回転半する「ダブルコーク1620」に挑戦。その次のW杯開幕戦では初成功した。ライバルに手数を見せるリスクはあるが、大会で数を打つことで「自信になった。やって良かった」
また、同22日にW杯遠征から帰国し、他の選手は年明けまで国内に滞在したが「滑り込み」を重視し、5日後には渡米して自主練習。五輪開幕直前のスイス合宿では「やっと五輪が近づいてきた。自信や楽しむ気持ちが増えている感覚。緊張もするけど、自分がどんな滑りをできるか、他の選手がどんな滑りなのか、楽しみの方が大きい」と胸を躍らせていた。
22年北京五輪王者で3歳上の平野歩夢(TOKIOインカラミ)の背中を追いかけてきた。「一番プッシュしてくれる存在。技も参考にしていますし、やる気を出させてくれる存在かな」と戸塚。決勝では確かな自信を胸に、平野歩に続く、同種目の日本勢2人目の金メダルで悲願をかなえる。
◇戸塚 優斗(とつか・ゆうと)2001年9月27日、横浜市生まれ。24歳。両親の影響で3歳からスノーボードを始め、9歳からハーフパイプを始めると、11歳で日本スノーボード協会の公認プロ資格を取得。15歳だった17年9月のW杯で初優勝。通算9勝。世界選手権は21年金、19年銀、25年銅。五輪は18年平昌大会11位、22年北京大会10位。人気バンド「Mrs. GREEN APPLE」の大ファン。169センチ