「阪神紅白戦、白組1-4紅組」(11日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム) 心地よい木製音とともに、宜野座の空…
「阪神紅白戦、白組1-4紅組」(11日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)
心地よい木製音とともに、宜野座の空に鋭い打球が放たれた。祝日とあってスタンドは超満員。左中間の芝に白球が弾むと、1万人の拍手と歓声が湧き起こる。阪神・大山悠輔内野手(31)が今年初実戦にして“第1号”をマーク。冷静に振り返る中にも、確かな手応えがにじんだ。
「風もありますし、ホームランがどうこうっていうのは僕はどうも思ってないです。それまでの準備だったり、打席でのタイミング、打球方向、打球の上がり方、そういう部分に関しては良かった。このキャンプで取り組んでいることができた打席ではあったかなと」
藤川監督が5番起用を明言している中、今年初打席で“一発回答”だ。二回先頭で、1ボールから岩貞の143キロ直球を一閃(いっせん)。ファーストストライクを捉えて左中間へソロを運び「シーズンに入れば(本塁打になれば)どこでもいいですけど、今のキャンプの時点ではセンター、左中間方向の打球っていうのは自分の中でテーマがあるので」と納得の表情を浮かべた。
吉兆の予感も漂う。宜野座での実戦でアーチを描いたのは、2022年2月8日の練習試合・日本ハム戦以来、4年ぶりと久々だ。同年にはキャリアハイの87打点を記録。かねて「やっぱり、そこが求められるところ」とチームを勝利へ導く打点へのこだわりを明かしているだけに、幸先の良いスタートとなった。
「やっぱり練習だけではつかめない感覚もある」と背番号3。ここから実戦機会が増えていく中で「タイミングであったり、自分の取り組んでるフォームとか細かいところの感覚もありますし、やっていく中で発見もまたあると思うので、その時その時、しっかり自分の感覚を大事にやっていきたい」とうなずいた。
「時間は決まっているので、一日一日、一球一球、大事にやっていく必要がある。とにかく時間を無駄にしないように」。悲願の連覇へ、猛虎の支柱が着実に状態を上げていく。