6大会連続出場で今季限りでの現役引退を表明している渡部暁斗(37=北野建設)のラスト五輪が始まった。個人ノーマルヒルに登…
6大会連続出場で今季限りでの現役引退を表明している渡部暁斗(37=北野建設)のラスト五輪が始まった。個人ノーマルヒルに登場。14年ソチ、18年平昌で銀メダルを獲得している種目で日本人最高の11位に入った。前半飛躍は100メートルで122・3点の11位、後半の10キロの距離でも順位を保った。10位に順位を上げた。山本涼太が15位、谷地宙は23位。
昨季読んだ「徒然草」の現代語訳で印象に残ったのが「花は盛りを月はくまなく~」の一節だった。「満開の桜や満月、その瞬間のみを切り取って楽しむのではなく、芽吹いてから散り際まで、月の満ち欠けの始まりから終わりまで、その移り変わる情景やその時に思い浮かぶ感情を通してこそ、物の持つ美しさや趣が感じられる」という訳に、自身の競技人生を重ね合わせた。「始まりから終わりまで、心から堪能できたと素直に思うことができた」。現役生活の区切りに悔いはない。次戦の17日個人ラージヒルは五輪での個人戦最終レースとなる。【保坂果那】