ミラノ・コルティナ五輪第5日、ノルディックスキー・ジャンプ混合団体で日本が銅メダルを獲得した。10日(日本時間11日)、…
ミラノ・コルティナ五輪第5日、ノルディックスキー・ジャンプ混合団体で日本が銅メダルを獲得した。10日(日本時間11日)、プレダッツォ・スキージャンプスタジアムで行われた。北京2022で初めて実施されたこの種目で、日本がメダルを獲得するのは初めて。丸山希、小林陵侑、高梨沙羅、二階堂蓮の4人で臨み、合計1034.0点で表彰台に立った。
混合団体は女子2人、男子2人の計4人で構成され、各選手が2本ずつ飛んだ8本の合計点で争われる。
1回目、丸山が97.0メートルで118.9点の3位につけた。小林が100.5メートルで133.3点を加える。3人目の高梨は96.5メートルで123.4点、4人目の二階堂は103.0メートルの大ジャンプで141.6点をマーク。日本は2位で上位8チームによる2回目に進んだ。
2回目も4人が安定したジャンプを披露。丸山97.5メートル、小林98.5メートル、高梨97.0メートル、二階堂101.0メートルと着実に得点を積み上げた。最終的に合計1034.0点で3位を確保。4位ドイツとはわずか1.2点差、距離にして約60センチという僅差だった。金メダルはスロベニア、銀メダルはノルウェーが獲得した。
今回の銅メダル獲得で、特に注目されたのが高梨沙羅のリベンジだ。
4年前の北京2022混合団体で、高梨は1回目に103メートルの会心のジャンプを見せた。だが直後、スーツの規定違反で失格。両太もも回りが規定より2センチ大きかったと判定された。高梨は泣き崩れ、日本は4位に終わった。
競技後、高梨は自身のインスタグラムに「私の失格のせいでみんなの人生を変えてしまった」と謝罪を投稿。引退も考えたが、「辞めることが償いにはならない」として現役続行を決断した。
今大会、高梨は競技を終えてテレビのインタビューで目に涙を浮かべながら「みんなのおかげです。団体戦への苦手意識もあった。メダルを取れて本当に感動しました」と語った。
混合団体は北京2022から正式種目となった。前回大会で日本はメダル圏内で戦っていたが、高梨の失格が響き4位に終わった。
今大会の日本は層が厚い陣容を誇った。女子の丸山は今大会の個人ノーマルヒルで銅メダルを獲得済み。男子の二階堂も個人ノーマルヒルで銅メダルを手にしていた。小林は北京五輪金メダリスト、高梨はW杯通算63勝を誇るベテラン。経験と勢いを兼ね備えたメンバーで悲願の初メダルを掴んだ。
4年前の悔しさをバネに掴んだ歴史的な銅メダル。高梨の涙のリベンジが実現した瞬間だった。