(10日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉フィギュアスケート男子ショートプログラム〈SP〉) 最終滑走の鍵山…

 (10日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉フィギュアスケート男子ショートプログラム〈SP〉)

 最終滑走の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は見る者を魅了する演技だった。

 冒頭の4回転―3回転の連続トーループは4.07点の出来栄え点(GOE)を獲得。4回転サルコーも鮮やかに決めた。

 後半のトリプルアクセル(3回転半)は着氷が乱れたものの、観客の手拍子に乗ったステップやスピンには技術を詰め込み、高い加点を得た。

 このSPで目標としていたのは、昨年12月のグランプリファイナルでマークした108.77点を更新する自己ベスト。その点数には届かなかったものの103.07点を出し、直前に滑った優勝候補のイリア・マリニン(米)と5.09点差の2位につけた。

 キス・アンド・クライで点数を確認すると、何度もうなずいた。

 演技後は「楽しかった。アクセルに関しては悔しい部分はあるが、プラスにとらえられる部分が大きかった」。

 銀メダルをつかんだ北京五輪から4年。日本のエースとして帰ってきた舞台で、堂々とした演技を披露した22歳。

 3日後のフリーに向けて、「全力で滑りきって、やりきったと言えるパフォーマンスをするのが目標」と語った。