◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・ジャンプ 混合団体(10日、イタリア・プレダッツォ) 【バルディフィエメ…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽ノルディックスキー・ジャンプ 混合団体(10日、イタリア・プレダッツォ)
【バルディフィエメ(イタリア)10日=松末守司】男女2人ずつで飛ぶ混合団体が行われ、女子個人ノーマルヒル銅メダルの丸山希(北野建設)、前回北京五輪で金、銀2つのメダルを手にした小林陵侑(チームROY)、18年平昌五輪銅メダリストの高梨沙羅(クラレ)、10日(日本時間)の個人ノーマルヒルで銅メダルを手にした二階堂蓮(日本ビール)の4人全員がメダリストという豪華布陣で挑んだ日本は銅メダルを獲得した。4位ドイツとは1・2ポイント差、距離に換算すると、わずか60センチ差だった。
1本目の飛躍を終えて2位につけた日本。2本目は、3位で迎えた2番手の陵侑が98・5メートルを飛び、2位に浮上した。3番手の高梨で3位に順位を落としたものの、二階堂が101メートルの大ジャンプで3位を死守した。
雪辱を果たした。日本は前回22年北京五輪は4位。高梨がスーツの規定違反で失格し、4位。誰のせいでもないアクシデントだったが、泣き崩れる高梨の元に、大会後、日本のエース、小林が、歩み寄り抱きしめ支えたシーンは日本の結束の固さを象徴していた。
同種目は世界選手権では、13年に初実施。バルディフィエメ大会(イタリア)で、高梨らで臨んだ日本は金メダルに輝き、その後も2大会連続で銅メダルを手にするなどお家芸だった。しかし、近年は3大会連続で5位。五輪で初実施された前回大会4位で世界の頂点は遠のいていたが、メダリスト4人の強力布陣を配し、世界の頂点を極めてみせた。
メンバーは替わったといいえ、同じように日本を背負って戦う仲間たちが同種目初のメダルをつかみ取った。小林は「みんなそれぞれ4年間やってきて、この2本にチームを背負って、今、日本チームみんな拮抗(きっこう)していて難しい状況でしたけど、その中で飛べていいパフォーマンスが出来て本当にうれしいです」と笑みを浮かべ、高梨は「みんなのおかげです。本当に一緒に飛んでくれた、応援してくれた日本チームのおかげ」と晴れやかな表情だった。
丸山希「一番手を任せてもらって個人戦以上に気合が入ったチームでの戦いになった。勢いづけるジャンプはできなかったけど、チームのみんなに助けてもらって、こうしてまた銅メダルを獲得することができてすごくうれしい。全員メダリストがそろった日本チームになったので、すごく心強かった。それを自信に変えて、今日2本飛べた。まさか2つもメダルを持って日本に帰れるとは思っていなかったのですごくうれしい。もう1個いい色を持って帰れるように、最後ラージヒル個人も集中して取り組みたい」
◇順位
①スロベニア 1069・2点
②ノルウェー 1038・3点
③日本 1034・0点
④ドイツ 1032・8点
日本の飛行順は丸山、小林、高梨、二階堂◆混合団体 各チーム女子2人、男子2人の計4選手で構成され合計得点で争われる。順番は女子、男子の順に交互に2回飛ぶ。1回目の上位8チームが2回目に進む。W杯では12年~13年シーズンの開幕戦で初実施。世界選手権は13年のバルディフィエメ大会で初採用され、伊藤有希、伊東大貴、高梨沙羅、竹内択で挑んだ日本が金メダルに輝いた。五輪では22年北京大会から正式種目として採用され、日本は4位だった。