インタビュー<3>侍ジャパンの阪神森下翔太外野手(25)が、初出場する3月のWBCへの意気込みを語った。23年のアジアプ…
インタビュー<3>
侍ジャパンの阪神森下翔太外野手(25)が、初出場する3月のWBCへの意気込みを語った。23年のアジアプロ野球チャンピオンシップ、4番も任された24年のプレミア12に続く井端ジャパンの常連。野手では広島小園と並ぶ最年少で、ムードメーカーを買って出る。快打はもちろん、泥臭い打撃でも1点をもぎ取り、WBC連覇に貢献する。
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-トップを目指すと。小さい頃からそのトップがWBCだった
「野球始めた頃から、プロ野球選手になって活躍するというのはずっと思い描いていたもの。プラス、野球に関しては誰にも負けたくないという思いも並行して持っていた。そういうところはつながっている部分はあるかもしれないですね」
-しびれる場面でどんな心境になる
「確実に緊張はするし。自分もやってみないとわからないですけど。その場面になって自分の実力100%を出すようにするために、今の練習があると思うので。シーズン中もそうですけど、打席では何も考えずに、打席の前に自分がどれだけできたかの自信の度合いによって、結果というのは変わってくるので。その前を大事にしたいですね。その場面に来るまでの時間を」
-緊張との向き合い方は
「経験と、それに入るまでの練習をどれだけできたかっていう自信。その2つだけです」
-準備が大事と感じたのはいつから
「高校生の時から思っていましたよ。それは自分がジャッジだったり、メジャーリーガーみたいな技術力があれば、自信持って打席に立てるわけで。それができなくて、こんな速い球を見たことないという不安から緊張感が生まれるわけで。その自信が『あ、打てるわ』という自信になれば緊張はないと思います」
-大学日本代表の時はやっぱり自信になったのか
「周りに4年生がいて、プロのドラフトにかかるっていう人たちがいる中でプレーして、実際自分が2年生になった時にドラフトに行く人たちがいて、この人たちのこういうレベルでプロに行けるんだっていう自分の基準ができるんで、それが大きく違ったっていうか、自信になったところです」
-技術の先の結果という
「いやもう別にシンプルですよ。技術がつけば自信につながるだけです。技術がない人は自信がなくて、不安で自分ができないと思ってやるから自信がないだけで。これ別に簡単だと思えば別に自信あるじゃないですか。そういうことです」
-その大会で何かはっきりした目に見える技術というものではないと
「いや、それは感覚としてはあるかもしれないですけど、それは身につくとはまた別なんで。感覚で見たもので、確かにこうなっているなってことを思ったとしても、そこに落とし込めるかは自分自身なんで、それが落とし込めた時が技術なんで、その技術が自信になるんで。だから結局気持ちの面でしか見ることはできないです」
-選手として上を目指すときに目の前の壁とするものは先輩の存在なのか、数字なのか
「結果、数字じゃないですか。プロ野球選手なので、それが全て結果として出て、そこで給料も反映して、その先の将来もそこで決まるので。けど、いろんな人たちのプレーしている、目で見たものだったりというのは、技術に落とし込める部分でもあるので大切だと思います」
◆森下と日本代表 侍ジャパンのトップチームには23年11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」で初選出。表彰はなかったが、打率4割5分5厘で“大会首位打者”の活躍を見せた。24年は強化試合で3月の欧州代表戦、11月のチェコ戦を経て同月のプレミア12に出場。全9試合で4番を務め、打率3割5分7厘、1本塁打、9打点の大活躍で準優勝に貢献。大会最多13得点、外野手部門のベストナインに選出された。昨年11月の強化試合韓国戦にも出場するなど、井端ジャパンの常連。中大時代も2度の大学代表経験がある。
◆森下の今春キャンプ WBCを見据え、例年以上に早い仕上げで鍛錬している。初日のフリー打撃では41スイングし、いきなり10本の柵越えで沸かせるなど連日快音を連発。状態の良さをアピールしている。3日には赤星憲広臨時コーチにWBCで出場可能性がある中堅守備について質問。「センターが一番難しいのは前後(の打球)。前後の動きをしやすいように構える」との極意を授かった。8日の日本ハム戦は「2番右翼」で実戦初出場し、空振り三振と好捕に阻まれての右飛。9日に第2クールを終え「自分の感覚とギャップはないかなと感じている」と手応えを明かした。