◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 男子ショートプログラム(10日、イタリア・ミラノ) 男子ショートプログラ…

◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート 男子ショートプログラム(10日、イタリア・ミラノ)

 男子ショートプログラム(SP)がスタートし、2番滑走で登場した米国のマキシム・ナウモフが、天国の両親にささげる熱演を見せた。冒頭の4回転サルコーを決め、トリプルアクセル(3回転半)、ルッツ―トウループの連続3回転を着氷。ステップ、スピンでレベル4をそろえ、今季自己ベストの85・65点をマークした。

 昨年1月にワシントン近郊で旅客機と軍用ヘリコプターの衝突事故が起きた。1994年世界選手権ペアで優勝したナウモフの両親、ワジム・ナウモフさん、エフゲニア・シシコワさん夫妻も亡くなった。今年1月の全米選手権で自己最高の3位に入り、代表入りを果たした。

 初の五輪で、両親との幼い頃の写真を手に、キス・アンド・クライに座った。「両親が今日のSPの演技をどう評価すると思うか」と問われたナウモフは「母はきっと会場では見ていなかったと思う。生で見るのが苦手だから。ずっと(ネットで)スコアを更新して、落ち着かずに応援していたはず。父はきっとすぐ隣に来て、強く抱きしめて『誇りに思うよ』と言ってくれると思う。そして『まだ終わっていない』とも言うでしょう」と語った。