<プロボクシング:ダイヤモンドグローブ>◇10日◇東京・後楽園ホール◇観衆1222人WBOアジア・パシフィック・フライ級…

<プロボクシング:ダイヤモンドグローブ>◇10日◇東京・後楽園ホール◇観衆1222人

WBOアジア・パシフィック・フライ級タイトルマッチ10回戦で、挑戦者の同級1位富岡浩介(23=RE:BOOT)が新王者となった。2度目防衛戦だった同級王者長尾朋範(30=フラッシュ赤羽)に挑み、3-0の判定勝利で王座獲得に成功した。プロ15戦目でのタイトル初挑戦で王座獲得に成功した。

19年7月に17歳でプロデビューしてたどり着いた王座だけに、富岡は「長かった…。プロデビュー当時はすぐに(ベルトが)取れると思っていたので。6年半ぐらい、いろいろな経験してここまでこられた」と達成感いっぱい。コメントしながらうれし涙を流した。

サウスポースタイルから2回、左カウンターをねじ込んでダウンを奪った。突進するように接近戦を仕掛ける王者の動きをさばきながら、的確にワンツーや右フックをヒットさせた。9回にはバッティングによる減点が長尾につくほどのラフな相手攻撃をしのぎ、アジア王座ベルトをつかんだ。富岡は「あの(2回)のまま終わってくれればニューヒーロー誕生だったんですけど…まあまあ。うまくいかないこともある。勝てたことがすごく一番、うれしい」と口にした。

セコンドに入った父憲一さんもリングに上げた。富岡3兄弟として注目され、長兄哲也、次兄は達也はともに引退。一家の最後の「とりで」でもあった。富岡は「お兄ちゃん2人が辞め、いとこの樹(角海老宝石)も上位ランカー。今年(タイトルを)取ると思うの。富岡家で2本(のベルト)になれば、お父さんもうれしいと思う」と感謝。憲一さんも「(判定結果は)ドキドキでした。子供よりもドキドキしていたと思う」と王座獲得を喜んだ。

左肩にベルトをかけた富岡は「めちゃめちゃ重いですね。プロ初。形に残るものをゲットできた。このベルトの価値を上げていけばいいと思う。世界、任せてください!」と高らかに宣言していた。