(ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉アイスホッケー女子) 泣き出しそうな顔の日本選手たちが足早に取材ゾーンを通り…
(ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉アイスホッケー女子)
泣き出しそうな顔の日本選手たちが足早に取材ゾーンを通り過ぎる。
ドイツに続き、9日はイタリアにも敗れた。2―3。シュート数では29―23と上回りながら、GKの好守にも阻まれた。
五輪3大会目のDF細山田茜は「メダル獲得というのをめざしていたんですけど……」。チーム最年長の33歳は、厳しい現実を把握していた。
ここまで1勝2敗。4年前の北京では1次リーグを1位で突破し、カナダ、米国という難攻不落の強豪国と準々決勝で当たるのを避ける理想的な勝ち上がりだった。ミラノでも同じシナリオを思い描いていた。
しかし、日本が入った1次リーグB組の5チーム中3位までが進める準々決勝も、この時点では遠のいた。
しかし、その後の試合でドイツはフランスに勝ったものの、延長勝ち。最終戦で日本が快勝すれば、ドイツの結果次第で、日本が8強に進む道が開けた。
迎えた10日のスウェーデン戦。九死に一生を得た形の日本はここまで3戦全勝の強豪に立ち向かった。スウェーデンリーグで活躍するエースの志賀紅音(あかね)、初代表の輪島夢叶(ゆめか)、さらに17歳の小平梅花らもシュートを狙った。しかし、3試合2失点と堅固な相手の守備網を崩せない。逆に鋭いカウンターを浴びるなど、0―4で敗れ、準々決勝進出の望みはついえた。(稲垣康介)