<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇男子ショートプログラム(SP)◇10日(日本時間11日)…
<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇男子ショートプログラム(SP)◇10日(日本時間11日)◇ミラノ・アイススケートアリーナ
【ミラノ=藤塚大輔】日本時間11日午前2時半から、男子SPが行われる。日本勢は22年北京五輪銀メダルの鍵山優真(22=オリエンタルバイオ/中京大)、初出場の佐藤駿(22=エームサービス/明治大)、同三浦佳生(20=オリエンタルバイオ/明治大)が臨む。
鍵山は7日の団体SPで108・67点で1位。自己ベストに0・10点と迫る高得点で団体銀メダルに大きく貢献し、昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルSPに続いて世界王者イリア・マリニン(米国)を上回った。1月末の現地入り後は好調を維持しており、史上4人目の110点台も視界。悲願の金メダルへ「もっともっと伸びしろを感じる演技だった。個人では細かいところを修正して点数を伸ばしていけたら」と得点アップを狙う。
GPファイナル2年連続銅メダルの佐藤は、8日の団体フリーで好演。最終種目の最終滑走で登場すると、全7本のジャンプを決め、自己ベスト(194・86点)をマークした。マリニンには及ばなかったが、SPへ大きく弾みをつけた。三浦も1月下旬の4大陸選手権を3年ぶりに制した実力者。24年11月に出した自己ベスト(102・96点)は佐藤を3・76点上回っており、初舞台での好演に期待がかかる。
金メダル最有力のマリニンは、団体でSP、フリーともにミスがあった。フリーから中1日と日が浅いだけに、修正が求められる。
気がかりなのは、選手のスケート靴の状態。8日の団体表彰式の際、表彰台の上面がラバー等でスケート靴のブレード(刃)を保護する仕様になっておらず、刃こぼれが起きた。鍵山は「表彰台に上る前から少し『この素材大丈夫だろうか』という感じだった。実際に表彰台から降りた時に、少し刃こぼれしているような感覚があった」と違和感を明かしている。
非常事態を受け、日本代表は9日午前に専門の工房でのリペアを段取り。研磨のスペシャリストでもある佐藤のコーチの日下匡力(ただお)氏が全選手分を担当して対応した。同午後の練習に参加した佐藤は「少し難しくなってしまったが、しっかりと調整していこうと思う」と語った。
トラブル発生から中1日で迎える男子SP。影響が懸念される中、4年に1度の戦いが幕を開ける。