ミラノ・コルティナ冬季五輪第5日の10日(日本時間同日)、ショートトラック女子500メートル予選が行われ、五輪初出場の金…
ミラノ・コルティナ冬季五輪第5日の10日(日本時間同日)、ショートトラック女子500メートル予選が行われ、五輪初出場の金井莉佳(20=日大)が予選3組で2着に入り、12日(日本時間13日早朝)の準々決勝進出を決めた。ラスト1周で前を行く選手の転倒に巻き込まれたが、すぐに立ち上がって順位を死守。執念のレースで次のステージへ駒を進めた。
オリンピック初出場の20歳
金井は2005年9月25日生まれの20歳。埼玉県鴻巣市出身で、埼玉栄高校を経て現在は日本大学文理学部2年に在籍する。ミラノ・コルティナ五輪の日本代表選考基準を満たし、代表選考会を待たずに五輪代表が内定した。
10日の予選3組では、スタートで4人中4番手と出遅れた。しかしラスト1周の鐘が鳴る中、2着を滑っていた米国のストダードが転倒。その後ろにいた金井も含め複数の選手が巻き込まれて転倒した。
それでも金井はすぐに立ち上がり、順位で進出できる2着を確保。強い気持ちでピンチを乗り越えた。
フィギュアと勘違いから始まった競技人生
金井がショートトラックに出会ったのは小学4年生の時。フィギュアスケートに興味を持ち、「彩の国プラチナキッズプロジェクト」のスケート体験会に応募したが、それはフィギュアではなくショートトラックの体験会だった。
「フィギュアスケートだと思っていた」と本人が苦笑いするスタートだったが、小学5年生から本格的に競技に取り組み始めた。小学6年生で全日本ノービス&ジュニアカップ初優勝。中学1年で全日本の強化指定選手となった。
2022年には高校1年で国体に出場し、少年女子1000メートルで優勝。2023年の世界ジュニアW杯では500メートルで銅メダル、混合リレーで銀メダルを獲得するなど、着実に実力をつけてきた。
個人種目で日本女子初のメダルへ
日本勢にとってショートトラックの表彰台は1998年長野五輪を最後に遠ざかっている。長野五輪では女子3000メートルリレーで銅メダルを獲得したが、個人種目では日本女子のメダル獲得はまだない。金井は「己に克つ」という言葉を大事にしているという。
今年のワールドツアー第2戦・第3戦では女子3000メートルリレーで3位に貢献。「失うものはないので、挑戦者としてやるしかない。リレーでは五輪でもメダルを獲得したい」と意気込みを語っていた。
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12日(日本時間13日早朝)の準々決勝で、20歳の新星がどのような滑りを見せるか注目だ。